グルメコーナー
大宮「炭火焼き かしら屋」

大宮駅
西口
徒歩3分

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 あの肉は本当に鶏肉ではなかったんだろうか。竹串=鶏、長〜い鉄串=牛、と見た目でしか肉を判断できない僕には、答えなど分からない。でも、大事なのは「うまい」か「まずい」か、だろう。いや、違う。「楽しい」か「楽しくない」か、だ。そう、そして今日も楽しかった。まずいプレーはあったけど、試合もその後のビールも楽しかった。クリーンアップの3人とクローザーがたどり着いたのは「炭火焼き かしら屋」。
 まずは、チューナマヨッツ戦の疲れをチュー生4つで癒すと、この店のウリの串焼きを注文。辛味の効いた味噌をつけていただくと、これがなかなかうまい。どの串にもネギが挟まっているのもいい。モグモグと食らい続ける4人。軟骨やレバーなどをビールと一緒に胃に放り込んでいく。
 宴は進み、4番のグリーンカードを所有する杉本さんがホッピーをうまそうに飲めば、その横では女房役兼クローザーのゴローさんが肩の痛みを気にしながら肉に味噌を塗りたくっている。3番に不法滞在した男がそれを見ながらこの肉は鶏肉なのか豚肉なのか悩みはじめたころ、その横ではMVP男・松坂さんがオニオンスライスを豪快に食らっていた。
 しかし…食っても食っても皿に串焼きが追加されていく。まさか…。予感は的中。ジャストライク岩手のわ○こそばシステムだった。全ての串を「4本ずつ」と頼んでいたはずなのだが。良心価格だったし、うまかったし、問題はなかったですが…。

 杉本さんは1軒目の途中で離脱し、残された3人は別の店へ。特別ゲストに松坂さんの大学時代の友人・Oさんを迎え入れる。紅一点のOさんを交えた会話は「仕事」と「海の会」を主題に進んだ。「ヨット」「ビキニ」「女だらけ」「お茶」「テント」などと言葉を吐き出しながら、ある者は酒を、ある者はウーロン茶をあおり続けた。このまま8月の第一土日が来ればいいのに! そう思って携帯の時計を恨めしそうに見やった僕に、無機質な数字が宴の終わりを告げた。と、Oさんの撮影を必死に試みるクローザー。ヨンスポのためにがんばる彼だったが、「それじゃクローザーじゃなくてクローサーだよ」と、初老のウェイターから冷たい眼差しを送られていた。

(05.9.10 本紙・宮田)

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