キャプテンの肴


■キャプテン中泉



キャプテンの肴VOL.1 『あだ名』

キャプテンが、酒の肴にWINS関連の徒然話しを思いつくままにタレ流します。
飲むほどに酔うほどに、頭が回り目がまわり、筆は滑らかなれど支離滅裂。
ひと皿目のお目汚し、お題目は、自己紹介もかねて「あだ名」でござい。

東西トーザイ! 四谷WINSキャプテンなかいずみヲサムである。『キャプテン』というのは、あだ名であって役職ではない。よって、何の権限も持たず、発揮すべき力量も無く、野球の実力に至っては何をやいわんやである。しかしながら、態度と顔はデカイ。「デカイツラするな」と、のたまうなかれ、生まれつきである。草野球チームの至宝は、バカがつくほどの野球好きであることと、出席率の高さであることは言うを待たない。小生がキャプテンと呼ばれる所以は、まさにこれに尽きる。

『エース古矢』も同様。キッチリとローテーションを崩さずに登板することがエースの本領であれば、WINS最年長選手ながら、勝ち負け、実力にかかわらず、まさしく大エースと呼ぶに相応しい。中5日、中6日の登板など当たり前。時には中1ヶ月、中2ヶ月という起用にも応えて先発マウンドに登る。剛速球があるワケではないため「緩急」がつかない。自称「緩緩で勝負」する。試合がある限り、先発しないと気が済まない。WINSローテーションの柱『エース』である。

『不動の4番・杉本』もまたしかり。動かざること老人のごとし、である。視神経に端を発した情報が、脳に伝わり、瞬時に的確な判断を運動神経に伝え、これを四肢が実践する。その能力に秀でた者こそ、野球がうまいヒトとの呼称を欲しいままにできるワケだが、この能力が、ない。よって『不動の4番』である。本人の名誉のために述べておくが、決して野球が下手なワケではない。とくにレフトファールグラウンドに消えてゆく大飛球は、相手投手の肝を寒からしめるに充分なインパクトを持つ。惜しむらくは、カラダがいうことを聞かない。わかっているのに動けないだけだ。

しかし、このホームページの管理者であるWINS背番号25ゴローについては、いささか異論紛々である。あたかもファーストネームそのままに聞こえる「ゴロー」だが、本名は『フカダ ヒデオ』である。まったく腰の入っていないバットスイングから『手打ちのゴロー』『ポテンヒットのゴロー』などと、ふたつ名こそ冠されているものの、どこにも、その実態を詳らかにするものはない。

「あだ名」は、そのヒトの個性を呼称にしたものである。WINSには、他にも多彩なあだ名の持ち主が揃っている。つまり、『個性的だが、弱い草野球チーム』それがWINSである。

今後、縁あって我がWINSと対戦するハメとなるチーム諸兄、はたまた、青春の想い出を飾る1ページに、是非ともWINSのマネージャーとして苦楽を共にしたい(WINS選手に「苦」はない。苦労するのはマネージャーのみ)という、うら若き殊勝な乙女達。何かのハズミで、このページを読んでしまった、そこのアナタ。袖擦りあうも他生の縁。四谷WINSをよろしくお引き立てのほど・・・・。

なお、この「キャプテンの肴」への感想、批判、要望、叱咤激励は、余計なお世話である。なぜなら、バットをペンに持ち替えて、2005年10月20日に処女作『あのときの空』(四六判上製 1470円・お問い合わせ:株式会社スパイスTel.03-3221-2421/ご注文Fax.03-3221-2428)を世に問う「不動の4番・杉本 隆」と異なり、コチラは、単なる野球バカの戯言に他ならないからだ。

■次回「キャプテンの肴」は、『古矢 徹 考』を予定しております。

☆戻る