07/5/5 エイゲンズ戦

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■5月5日 エイゲンズ戦

 ♪畳のシミは おととしの〜
  5月5日の 精くらべ〜

 どぴゅっ。
 またやったのか、ゴロー!

 まあ、いい。

 5月5日、子供の日。本日の相手は、初対戦となるエイゲンズ。
 どういう意味なんだろう、エイゲンズ。まっさきに思いつくのは、人気プロレスラー 永源遙氏が率いるチームで、やたらグラウンドにツバ吐きサービスをする……という チームなのだが。

 「なんか、草魂カップでベスト4らしいですよ」

 事務局=ブッカーの“駄走り野郎”Gが、さりげなく恐ろしいことを言う。
 草魂カップって、ひょっとしてガテンカップよりでかい大会なんじゃないの? そ のベスト4ってどういうことよ。どこをどうダンドリしたら、そんな世界ランカーとWI NSの対戦がマッチメイクされちゃうわけよ。

 ボクシングなら死ぬぞ、おい。

 「いやでも、むこうも祝日で人が集まらないから、今日はランク2くらいだって言っ てましたよ〜」

 ふ〜ん。
 じゃあ、あちらのチームで妙に堂に入ったユニホーム姿でキャッチボールをしてい る、白人さん3人はナニ?(ひとりは日系さん?)

 とにかく、試合は始まった。
 1回表。エラーと四球(たしか)の無死一、二塁で迎えるバッターは3番のDAV Eさん。重心低く構える左バッター。
 まあ、この青山野球場、レフト側は極端に狭いがライト側はふつうの距離。いきな りホームランってこともないだろうと投じた、外角真ん中のストレート。
 すこ〜ん!
 あっという間に、ライトの金網を超えてテニスコートイン。
 3ランホーマーである。
 その回が3点でおさまったのは今考えても不思議だが、2回はもっとすごかった。
 DAVEさんの2打席目は、火の出るようなライナーのライト前ヒット。そして、 たしか下位打線にいたはずの選手にも軽く満塁ホームランを打たれ(どんな下位打線 なんだよ……)、仕上げはやっぱり3番DAVEさん。
 いくらなんでもたまには打ち損じるだろ! ……と投げた1球目のストレートにバッ トが一閃。
 すこここここここ〜ん!
 いったいどこまで飛んで行くのか、打球!?
 五月晴れの空を見上げる両チームナイン。
 そして白球はクラブハウスの高い屋根の上で跳ね、見えなくなった。

 ♪屋根より高い ホームラーン……

 こうして、オレたちの子供の日は終わった。

 まあ、相手チームの迫力にビビったのか、序盤はエラーが多かったのもたしかでは ある。ふつうに守っていれば、失点は半分以下だったかもしれない。
 久しぶりに登場の“お父さん”山崎選手は、強烈なセカンドゴロを3回はさばいた だろうか。
 スターウォーズ軍団は、各自2本ずつのヒットを打ち、あわや出塁率10割の大活躍。
 四番マツも強烈な殺人ライナーを含む2安打のマルチ、エースもレフト金網最上段 を直撃するヒットを含む、これもマルチヒット(あれは柵越えにしたかった……)。
 監督のライト線ぎりぎりヒットも含め、安打数は相手チームを上回った。
 そこに光を見るべきか。
 そうそう、あれは4回。1点を返して、なおも二死満塁。ここで二番ユカリくんの 打球が、鋭く三塁線を襲う。
 WINSナイン誰もが「抜けた!」と思い、相手チーム全員が「抜かないで〜!」 と思ったその瞬間。
 三塁走者だったエースは見た。
 ホントは一目散にホームを目指さなければいけないところを、振り向いて見てしまっ た。
 三塁ベースの脇、地上10センチほどを抜けていくボール、同じく地上10センチほど を横っ飛びに浮いているサードDAVEさん。まっすぐに差し出されたグラブ、そこ に吸い込まれるボール……。
 あんなのはね、実際、海外の通信社とかフォトエージェンシーから買うメジャーリー ガーの写真でしか見たことないですわ。

 試合後のいつもの飲み会。

 「あの人、絶対メジャーで通用しますよね!」

 そう叫んだのはC−3POこと村ケンだったか……。
 いくらなんでも、それはどうだろう。
 となると、4打席目にきっちりファーストゴロに仕留めたエースもそこそこメジャー で通用するということなのだろうか。
 いや、わからない。

 ノーヒットのキャプテン中泉が、珍しく猫のエサやり帰宅もせず、始発まで飲んで いたのも特筆すべき事実かもしれない。

 あ、そうそう。その3軒目、チキンズのケンちゃんが出ている『強飲』で、同じく チキンズの「金ならある!」T井くんに、監督・キャプテン・エースの合計約15 0歳トリオは、飲み代全部おごってもらってしまった。
 ごちそうさま、ライブD副社長!

(ペン=エース古矢)
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