07/7/8 ビックベアーズ戦

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■7月8日 ビックベアー戦 四谷外濠球場

 宿敵ビッグベアーズとの恒例の「タナバタ対決」。その昔、森高千里も歌っていた「タナバタの夜、堀井憲一郎監督に逢いたい」。
 毎年やっていたような気がしていたが、WINS公式ホームページの記録を見ると…… ここ2年は対戦がない。あら、恒例じゃなかったのか? てことは森高も歌ってない?
 まあ、いい。
 とにかく、今回はいつにも増して(いつもに増して、ではない)お星さまに多数の願いがかけられた七夕だった。
 まずは、このところめっきり実戦から遠ざかっているキャプテンなか泉(諸般の事情により牛丼店かとんかつ屋のような表記)は。
 「久々の参戦、どうか晴れますように。そして試合のあと、せめて一杯だけでもビールが飲めますように……」
 エース古矢は、火曜日に行われた平日混合野球で、ソフトバンク杉内ばりに効き手の薬指と小指を激しく打撲。試合当日朝まで湿布&包帯という状態だった。
 「なんとかボールが投げられますように……」
 事務局のGもこう願ったという。
 「エースの指が試合までに治って、先発できますように……」
 本当だろうか。
 大久保軍団総長は。
 「脱いだ靴下が見つかりますように……」
 七夕とクリスマスがごっちゃになってないか?
 そして試合。
 キャプテンなか泉の願いが届き、見事に晴れた。七夕といえば雨が相場なのに、晴れた。エースもなんとか投げられそうな感じ。キャッチボールを撮影していた事務局Gがかすかに舌打ちしたように聞こえたのは気のせいだろうか。
 しかし、さすがに実戦となるとうまくはいかない。珍しくフォアボールを連発し、いきなり1点献上。
 しかし、今日は(いや、今日も? このへんの言葉遣いは非常にデリケートだ)守備が固かった。続くピンチに、ショートゴロを大久保総長が華麗にさばき、配下の二塁手ズルッコケのMASAに素早く転送。MASAもベース上で軽くステップしてファーストへ。この送球はやや短めだったが、本日の一塁手マツが男らしくグゥーンと伸びてなんなくキャッチ。
 北斗七星も斯くやとばかりの6−4−3のダブルプレー成立だ。
 これで勢いづいたWINS。1回裏の攻撃が見事だった。
 先頭の総長こそ倒れたものの、二番打者、超久々に参戦のBMW男・根本がしぶとく四球を選ぶ。簡単にツーアウトは取らせない、この姿勢が大切だ。
 一死一塁。ここで、本日三番に抜擢されたコサッキー。入団当初の不振がウソのように最近打撃好調の男が鋭くボールを上から叩くと、打球はレフト線ぎりぎり最深部まで到達する会心の三塁打。
 あっさり同点。続く四番マツがヒットできっちり返して逆転。五番エースが四球を選ぶと、とどめはキャプテンなか卯……じゃなくて、まい泉……でもないあの人が二塁打。
 この回、一挙5点。
 草野球の場合、これくらいでは勝負あったとはまったく言えないが、続く2回裏はさらに激しく、四球をはさんで8連打という猛攻(WINS史上初?)。
 エースもバックの固い守備に助けられ、その後は相手を零封。指の負傷と今後の野球人生そのほかもろもろを考え、勝ち投手の権利を後続に譲る3回降板の余裕を見せる。
 二番手はG。
 (本当の)願いはかなった。
 こいつ、本音はとにかく星がホシかったのだ。昨年の最多勝投手も、今季は星に恵まれずチューナマ戦の0・5勝のみ。どういう意味なんだ、0・5勝。いや、もちろん悪い冗談だが。
 どうかこのヨンスポを板倉監督が見ませんように……。
 宿敵ビッグベアーズの監督・堀井さんがGに向かって叫ぶ。
 「後半だけだったら、うちは勝ってるんだよ!」
 たしかに4回以降は2−3だ。しかし、野球に復路優勝はない。
 コサッキーの元兄弟エレファンツ(意味不明)小川選手の参加、負傷から復帰の根本選手、多忙月間からようやく抜け出せそうなキャプテン、ヒマはないが金ならあるユカリ選手……。
 オールスターを前に選手層も厚くなったWINS。
 ちなみに熾烈をきわめる打撃三冠争いは、現在二冠のマツを打率部門でエースが急追。村ケン選手も好調を維持し打点王部門、13打点でエースと並ぶ。本塁打王も1本で3人が並び(大久保総長の平日混合戦2本塁打は追い風参考記録)予断を許さない。
 さて、どうなるのか。
 あ、試合が終わったあとの飲み屋では、テーブルが3つあるのにメニューを全て2つずつしか頼まなかった監督の采配にナインの疑問の声があがったことに触れておかねばなるまい。
 脱いだ靴下をグラウンドでなくした大久保総長は、ユカリ選手の見事な誘導で無事靴下発見。
 それにしても、二次会の席でとなりだったエセ宗教者ふうのオヤジふたりに妙齢な美女軍団という、あのグループはなんだったんだろう。
 では、また来週。

(ペン=エース古矢)

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