08/1/13 大吉コモドアーズ戦

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■1月13日 vs大吉コモドアーズ戦 西戸山球場

 今年もやってきました野球シーズン!
 しかも、1月13日(日)はこの冬いちばんとも言える冷え込み。あらゆるスポーツのなかで最も動きが少ないと思われるベースボールにぴったりの日和です。
 って、どこが! でも、ホームレスはもっと寒い!
   家もあり、試合後にはあったかい蕎麦湯割り焼酎も待っているわれわれが、泣きごとを言ってどうする。
 恒例のチキンズ杯。今年は始まって以来最大と思われる8チームが参戦。聞けば、決勝戦は、あの草野球の殿堂(電動ではない)太田スタジアムで開催されるという。
 しかも、優勝チームにはトロフィー。これがけっこうでかいらしい。
「あれ、もらってもどこへ置けばいいんでしょうね〜。あ、エースの事務所ならぴったりじゃないですか!?」
「同点の場合は安打数の多いチームの勝ちだそうですよ。ヒットかエラーか、誰かちゃんと判断しとかないと!」
「いや、そのルールはおかしい。ヒット数が多いのに得点が同じということは、野球がヘタってことだろ。つまりヒット数の多いチームが負けなのでは?」
 試合前の、いわゆる取らぬタヌキの皮算用は、主にウインズ事務局G発言。
 トロフィーを置く場所の心配など、まず1回戦を勝ってからせい、と。同点になったときの心配をするより、まず1点を取れ、と。
 さて、試合。
 相手は去年のチキンズ杯で初対戦、4−3で勝っている大吉コモドアーズである。ここんとこ、強調しておこう。去年はうちが勝った。勝ったのである。まあ、たったの1点差だが。
 ウインズは超久々の先攻。これが悪かったのか、あろうことか一番から三番まで連続三振。たしかに、相手の左腕投手は左右高低を突くコントロールもよく、球速もあった。しかし、いきなり三者連続三振はないだろう。
 一気に暗雲たれこめるウインズベンチ。
 しかしその裏は、ランナーを出しながらも要所を抑えるエース得意のピッチングで、相手も無得点。なんだか、緊迫したムードだ。2回表は四番のマツから。ここで一気に暗雲を吹き飛ばしたい……と思ったら、あっさりピーゴロ。おいおい。続くエースがしぶとく ライト前に落とし初ヒットは出るものの、後続なし。うーん。
 均衡が破れたのは3回裏。コモドアーズは下位打線。先頭打者はエースの高校時代の同級生(つまり同じ49歳)のオサムだ。「ここは全て直球勝負で軽くヒネっといてやるか」というよけいな思いがいけなかったのだろう。なんとフォアボール。自身、最も出したくない四球。
 これで守備もリズムが狂ったのか。次打者のサードゴロを、不確かな野党がうまく捕りながら、一塁に超低投。というかゴロ送球。それじゃ、間に合わんて。
 先に書いておこう。本日、このシーンは何度か見られた。
 原因ははっきりしている。冷え込みが激しいとみた不確かな野党、試合前にアルコール飲料でからだをあたためてしまったのだ。その分遅刻、内臓はあったまっていたものの、キャッチボールをする時間がなくなり、肩だけが冷えていた、と。
 あと、49歳のオサムが意外に走れたのにも驚いた。
 そういやヤツは高校時代、ラグビー部だった。今や体育会系のかけらさえ感じさせない風貌だが、腐ってもタイ……イクカイケイ。それに比べて、うちの元暴走系(某監督)の足の衰えはどうなのか。まあ、バイクに頼っていたから当然なのか。最近は自転車乗りま くっているのに。
 その後、ウインズも相手の失策などに乗じて点を返すが、こちらはエースを5回まで引っ張ったのが裏目に。ゴールデン街の優良店『大吉』のマスター&ツジモトくんらに痛打されるなど、相手を乗せてしまい、けっきょく合計10失点。
 ウインズ、今年もチキンズ杯初戦敗退。
 試合後の合同宴会では判定勝ちをおさめたような気もするが、それがどうしたというのか。何軒ハシゴしたかよくわからないが、最後はエースとオサムと女子2名という妙なメンバー構成だった。みんな、どこへ行ったんだ。
 エースの事務所のトロフィーを置くはずだったスペースが、さびしく空いている。

(ペン=本紙エース)

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