08/1/27 ダイチャンズ戦

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■1月27日 vsダイチャンズ戦

チキンズ杯初戦で惜敗を喫したことで、負組ブロック入りしてしまったウインズ。この日初対戦のダイチャンズ戦でも敗れると次回は最下位決定戦行きになってしまう新年早々の非常事態である。草野球界の古豪(?)として、チキンズ杯の常連チームとして、今日こそは勝たねばならない試合である。

相手のダイチャンズであるが、1回戦で7−23という見事なまでの大敗をしたチーム。数年前、山下大輔監督率いる‘ダイチャンス打線’もたいがい弱かったが、それに匹敵する弱小チームかと思い試合に臨んだが・・・

全然弱くない。先発ピッチャーは制球力も良くカーブも鋭い。数人いる女性プレーヤーも軽快な動きをするし、強い当たりを打つバッターも何人かいる。「こんなはずじゃ・・・」という気持ちが焦りに変わり、打撃陣が沈黙。2回裏、バカバットのエラー出塁、エースの痛烈なレフト前ヒット、K.K.のライトオーバーポテンヒットで作った1死満塁という前半唯一のチャンスも、8番・小さな(大)打者、9番・お父さんが凡退で無得点。

しかし「こんな展開は慣れっこさ」と言わんばかりにエースも得意の老獪な投球で3回まで無失点。しびれる展開のまま試合は中盤・後半へ。

4回表、この試合初めて、たぶん1死3塁だったと思う、ピンチを招く。ここでエースは抜群の打たせる投球でバッターをピッチャーゴロに打ち取ったのだが・・・ホームかファーストか迷った末、すってんころりん。。あぁ、遂に先制点を献上。しかもエースは負傷退場か・・・いやいや。「ごめんごめん」と何事もなかったように起き上がり、続投し後続を抑えたのである!肩痛をこらえながら懸命に盗塁阻止を試みる女房役・キャプテンともども、ベテラン達の奮闘にウインズ打線が遂に目覚める・・

5回裏。先頭・小さな(大)打者がセンターに大きな当たり。これを相手が落球した隙に2塁を陥れる。続くお父さん。ウインズ一の繋ぎ役、お父さんは得意の右打ちで進塁打を打つだろうと予想をしていたら、何とそれを上回るプッシュバント!これがピッチャー、セカンド、ファーストのちょうど間を転がる絶妙の打球となり、慌てた相手の処理を見た小さな(大)打者はサードからホームへ一目散。セーフ!WBC決勝キューバ戦での西岡ばりの絶妙のプッシュバントと87年日本シリーズ第6戦・西武、辻ばりの奇跡の走塁がミックスされ、ウインズはやっと同点に追いついたのである。

こうなれば、もう押せ押せ。往年の阪神・真弓ばりの攻撃型1番・コサッキーのセンター前、1打席だけで2番失格の烙印を押されたMr.Gの意地の内野安打と続き、ここで強力クリーンナップ。3番・団長のしぶとい内野安打タイムリー、4番バカバット爆発のタイムリー三塁打、5番・好調エースのセンター前タイムリーでこの回一挙6点を挙げたのである。

6回裏にもお父さん、10番・この日サードで軽快な動きを見せたコウチの出塁から、コサッキー、団長のタイムリーや、バカバットの2打席連続タイムリー三塁打(この日4打点!)などで5点を追加。最後は、リリーフ・コサッキーが死球で相手捕手を怒らせつつも1失点でしのぎ、最終的には11−2の大勝で5位決定戦進出を決め、同時に2008年シーズン初勝利を飾ったのである。

この日のウインズは、序盤こそ相手ピッチャーの好投に苦しんだが、ベテランバッテリーが試合をメイクし、小技を絡めた攻撃で同点、強力クリーンナップで逆転、駄目押し、最後はストッパーが火消しする・・・・と星野ジャパンも真っ青のあっぱれな野球であった。この調子なら次戦にも大きな期待が持てるのではないだろうか。

(注:時間が経ってしまい、途中少し適当です。。悪しからず・・)

(文中敬称略)ペン=本誌 K.K

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