08/4/26 ツーナッシング戦

試合結果> <スライド> <その後>募金750円

■4月26日 神宮外苑日の丸球場 vsツーナッシング戦

今季第10戦目は初対戦の‘ツーナッシング’。ツースリーはどこかで聞いたことがあるが、ツーナッシングという名の意味するところは・・・・投手側から考えれば、追い込んでおり、ここで一気に勝負にいくか、一球外して一呼吸置くか。打者側から見れば、早くも追い込まれここからどう粘っていくのか。いやいや、もっと違う意味が込められているのではないだろうか?・・・などと試合前のロッカールームでM田とK.Kがダラダラ着替えながら談笑している頃(同時に、不確かな野党、改め‘確かな右翼’とFA移籍(?)ボートさんが酒盛りをしている頃)、当のツーナッシングは、ヤクルト・館山といっしょにアップを開始し、準備万端。野球に向かう姿勢は、ツーナッシングに軍配。しかもこの日は肌寒く、小雨模様。20〜30代中心のツーナッシングに対して、今流行りのアラ フォー(・・とか言うんでしたっけ?)中心のウインズナインには厳しいコンディション。(* ちなみに、当日はアラ フォーティーファイブ組は不参加続出。。)戦前の予想は、ウインズ圧倒的不利であった。ところがプレイボールがかかると・・・・

アラ フィフ(もぅ、いい。)エースの投球術が冴えわたる。アウトは全て三振の申し分ない立ち上がり。一方、1回裏ウインズ攻撃。トップバッター・コサッキーがピッチャーゴロエラー、2番・ボートさんがフォアボールでそれぞれ出塁し、ダブルスチール(←でしたよね?)で無死2,3塁のチャンス。ここで首位打者・団長がきっちりゴロを転がし、三塁ランナーを迎い入れる。後続は凡退するものの、幸先良く1点先取。

2回表。エースは2死1、2塁のピンチを招く。ここで相手バッター、ライト前にチーム初ヒット。しかしここで「志願コンバート」・確かな右翼がレザービーム!2塁走者を生還させない。さすが、右翼!続く2死満塁で、相手バッターはレフトへ大飛球。しかし、ここでもレフト・Mr.Gが背走しながら、そして反対グラウンドの外野手を気にしながらも見事にキャッチ!さすが左翼!!(←思想は無関係です。)堅い守備で相手に点を与えない。

エースはこの後もコーナーに見事に投げ分け、三振奪取ショー。「若造には負けんぞ〜」とばかりの見事なピッチングで4回無失点。一方のツーナッシング先発投手も、速球と鋭いスライダーを武器にウインズ打線を翻弄。3回・2死からコサッキーに鋭いセンター前を打たれた以外は完璧な投球。息詰まる投手戦の様相である。

4回裏・ウインズ攻撃。エースの好投に応える為にもそろそろ中押しがほしいイニングである。先頭・団長がフォアボールで出塁。そして赤星真っ青の2盗、3盗。打線が湿り気味な時こそ動いてみるのは常套手段であるが、絵に描いたような機動力で無死3塁を演出する。4番・バカバットは凡退するものの、5番・エースが上手く転がし内野ゴロで追加点。1点目も2点目も足を絡めた末の内野ゴロによる得点という渋さ。

更に5回裏にも、8番、この日久々に参戦しサードで美技を連発していた財津和夫さんが四球出塁し、盗塁。9番・M田が内野ゴロできっちりランナーを進め、次打者10番・K.K。この打席まで16打数1安打とイ・スンヨプ/今岡状態の大不振で戦力外通告寸前であったが、ここでまさかのライト前タイムリー。2週間で3回バッティングセンターに通う猛特訓が実り、しかも貴重な3点目。更に、K.Kも盗塁。1番コサッキーのサードゴロが暴投を誘い、駄目押し4点目。ここで勝負有り。

守っては、5回から登板のクローザー・コサッキーが絶好調。ヤクルト・林昌勇ばりに速球が伸び、3回でなんと6奪三振!最終回のキャッチャーMr.Gのフライ落球も何のそのでピシャリ無失点の完全リリーフ。結局ウインズは、投手二人で11奪三振、完封リレーで、戦前予想をあざ笑うような完全無欠の勝利を飾ったのである。

この日の勝因は、なんと言ってもピッチャー。相手先発も素晴らしい投球を続ける中、エースとコサッキーは互いに今季一番とも言える素晴らしいピッチングでツーナッシング打線をツーナッシングから粘らせることなく、次々に三振に斬っていった。又、この日は守備陣も完璧。本文中に書いた以外にもショート・ボートさんの安定した守りは投手を大いに勇気付けていた。
攻撃面では、打線の大黒柱・バカバットの不調もあり、破壊力は低下していたが、その分機動力を駆使してしぶとく得点。安打数は2本であったが、盗塁はなんと8つ。足を使って取った少ない得点を強力投手陣で守りきる、まるで2007年型日本ハムのようなスモールベースボールで、ツーナッシングを寄せつけなかったと言えよう。

チームはこれで待望の貯金1。ゴールデンウィーク休みを経て、5月は新生・チューナマヨッツ2連戦が控える。聖地・大宮健保で貯金をさらに増やすことができるであろうか?そして神宮の予約もいっぱいの中、6月以降は果たして試合ができるであろうか??(これが一番不安です・・・)

(文中敬称略)ペン=本誌 K.K

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