08/7/27 ビッグベアーズ戦

試合結果> <アルバム> <その後>募金700円

■7月27日(日)VSビッグベアーズ戦

夏場とは言え、19時スタートの試合では完全なナイター。
空模様は東の空で雷鳴が轟き、神宮上空にもやや雲がかかって怪しい雰囲気。
雨がパラついてはいたものの、試合が中止になるほどではなくひとまず安堵する。

ここ最近、毎週末の連戦モードでなかなか人が集まらない。
エースが急遽、助っ人としてノモちんを呼び寄せ、なんとか10人の頭数を揃えた。
対戦相手のBBsがダブルヘッダー&豊富な人員を揃えていたのとは非常に対照的。
やや先走りになるが、この「今日の試合、野球に賭ける熱意」という点で既に勝敗は決まっていたのかもしれない。

試合は4ヶ月ぶりに参加の島人が先発。
ボールを握ること自体4ヶ月ぶりでは、ピッチングが安定しないのは致し方ないか?
フォアボール2つに相手のヒットが絡んで2点を先制されてしまった。
その後も5回に立ち直るまではあっぷあっぷの投球であった。
フォアボールでランナーを出しながらも要所を締めるピッチングで耐えていたのだが、
4回、簡単にストライクを取りに行ったところをガツン!
2ストライクと追い込んでからの失点だっただけに、実に痛かった。
6回の失点は、相手の3塁打にエラーが絡んだだけなので、おまけのようなもの。
草野球で5失点というのは充分過ぎるほどの許容範囲内だろう。

一方、攻撃面では相手ピッチャーを打ちあぐねた。
特に、これは書かざるをえないだろう……4番が大ブレーキ。
毎回、ランナーは出すものの、上位と下位が真っ二つに分断されてしまって
チャンスを生かしきれなかった。
これは相手ピッチャーが変則投法であった点によるものと思われる。
そもそもYASUは1試合2三振するようなバッターではないし、
そんな打者なら4番を任せられるわけがない。
あの「ヨッコラセッ(ピュッ)」という『背負い投げ(しょいなげ)』に
完全に最後までタイミングが合っていなかった。
実は、こういう変則投げは「型」が出来ているバッターほど打ちづらい。
どうしても相手の投球モーションに合わせて体が勝手に動いてしまうから。
逆に、勘で打つ……もとい、センスで打つゴローや、
ほろ酔い加減のBOSSたちのほうがヒットが出やすい(と私は思う)。
ところで、BOSSの酔拳野球は一体何なのだろう?
試合時間が遅かったとはいえ、当日にチューハイ11本空けて参戦?
普段は送球が一塁に届かないのに、
一塁手が弾いてしまうほどの生きた送球をしてみたり、
ボールが5つに見える『セルフ分身魔球』なのに
痛烈な中越安打をかっ飛ばしてみたり。
かといって、コサッキーが真似してみたらボロボロになる酔拳野球。
BOSSの世界は完全にファンタジーだ。

本題に戻りましょう。
最大の見せ場は5回裏の攻撃だった。
エースのショート深めへ転がる内野安打から始まり、
ゴローの、1塁ランナー・エースをスナイプするかのような痛烈な右前安打、
TOMの投一二塁手のちょうど真ん中へ転がる内野安打、
島人の2塁ランナーが帰ってこられないような痛烈な中前安打。
相手ピッチャーに疲れが見えていたせいか、もう完全に押せ押せな状態であった。
そしてこの見せ場で4番YASU!
相性が悪いといっても、せめて外野フライ、と祈っていたのだが、
この日は天がそっぽを向くほどの絶不調であった。

ただし、エースはちゃんと見ていた。
1打席目の三振後、島人の2打席目の前、
ネクストバッターズサークルで相手Pの投球に合わせて黙々と素振りをするYASUの姿を。
打てない理由を自分の外側に探すのではなく、自分を相手に合わせて打てるように努力する。
例え結果が出せなくても、こういう姿が垣間見えるだけで信頼に値する。
プロであれば第一に求められるものは「結果」なのだろうが、
我々草野球人にとっては必ずしもそうではない。
その証拠に、試合後の反省会にて。
敗因分析はやはり皆口を揃えて「4番のブレーキ」だったが、
その中にYASUを非難する色はまったく存在しなかった。
草野球においては、頑張る過程が重要なのであって、
結果が着いてくるか否かは運次第。
それで何の問題もないのがウインズのいいところでもある。


そして問題は試合結果などではなかった。
最近の集まりの悪さはちょっと目に余るものがあるだろう。
9人集まらないと野球はできない。
この当たり前の前提条件がないがしろにされすぎている気がする。
メンバーが時間を間違えちゃって9人集まりませんでした
というどグサレ球団を笑えないレベルだ。
皆、仕事があり家庭があり、それぞれの事情を抱えている。
草野球はあくまでも遊びである。
ただ、チームの運営担当者のことも考えてあげて欲しい。
せっかく試合を組んでも人が集まらないということは、
皆、それほど野球がしたいわけではないのか?

反省会でもこの集まりの悪さが話に上った。
試合数を減らそうか? 新メンバーを探そうか?
打ち上げにはノモちんもいたので、どグサレと合併しようか? などという極論まで。
その場に監督やキャプテンがいれば
結論を出さないまでも方向性を決めることぐらいは可能だったろうが、
そもそも監督もキャプテンも来ていないのだから、
話が単なる呑み話のひとつとして終わってしまうという結果に……。

私は新参ゆえ、ウインズのチーム事情に関してはまだそれほど詳しくない。
ただ、外から来たが故に、人が集まらずに潰れていったチームをいくつも知っている。
私にはウインズの現状が単なる笑い話には思えないのである。
ウインズは既に20年近く続くチームであり、私の心配は杞憂なのかもしれない。
私もせっかくこのチームに参加させてもらうことになったので、
チームが縮んでいくのは忍びないし、この先さらに5年10年続いてほしいと思っています。
故にこのような苦言めいたヨンスポになってしまったとご容赦ください。

無論、私も極力試合に参加するつもりです。
楽しい野球、楽しいウインズが続けられるよう、皆様もよろしくお願いします。

筆:TOM#51

08ヨンスポバックナンバー