08/11/23 フォーミックス戦

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■11月23日(日)フォーミックス戦

 2008年のWINSは、ここまで31戦16勝12敗3分け。
 今年もよく戦った。みんな、なんてヒマなんだろう。
 いや、なかには年頭のチキンズ杯以来さっぱり来れなくなった、キャプテンのような選手もいるが。そんなに仕事が忙しいのだろうか。それじゃあ金が儲かって仕方ないだろう。納会ではどかんと消費し、日本経済を活性化させてほしいものである。
 本年最後の公式戦という噂もあった本日の試合の対戦相手は、多摩地区の歯医者さんチーム「フォーミックス」。
 といえば、第一回WBC決勝戦の裏番組として組まれた、2006年3月の試合を思い出す人も多いだろう。
 結果は12対1で快勝したものの、「あっちにもいたじゃないか、オレみたいな審判が。がはははははは。まあ、さすがにオレもあのホームランは二塁打にしないけどね」と自ら語るナイスアンパイア、“多摩のデーヴィッドソン”が、判定に不服顔だったリリーフ本木を試合終了後にボールで小突くという大暴挙。面白すぎる。
 そして、その人は今日もやって来た。
 しかし、久々登場のわが軍の監督もただ者ではない。
 多摩のデーヴィッドソンに主導権を握られてなるものかと、先発に、頭から血が下がりっぱなしのゴローを起用。
 それが当たり、1回表の相手攻撃を秒殺。
 WINSの攻撃は、いきなり大久保軍団長が二塁打。
 ちなみにこの試合、打率・打点・本塁打という打撃3部門の激しいデッドヒートの中の公式最終戦(あくまで噂)。
 二番打者は、打点部門でトップを行くコサッキー。ノーアウト二塁で、ここはさらに打点を伸ばすチャンスである。当たりがレフトの頭上をフラフラと襲う。これは、楽に捕れそうだ。サードベース手前まで来ていた二塁走者は、コーチャーの指示であわてて戻る。が、相手レフトがここでバンザイ。
 結果はヒットになったが、打点はなし。タイトル争いの混沌を象徴するようなシーンではあった。
 しかし、チャンスは広がりノーアウト一、三塁。ここで当然、コサッキーが二盗。セーフ! と、投手にボールを返すときに相手が油断したのを見た軍団長が、ホームスチール敢行!
 セーフ!!
 さすが野球をよく知る軍団長。他人にはけっして打点をつけず、自分には得点をつけ、チームに貢献する。……この人、昔は軍団員から、“大久保さん”ではなく“コックさん”と言われていたらしい。理由は知らないが(笑)。
 その後、コサッキーが盗塁を重ね、三番抜擢TOMの投ゴロで生還。三番打者に打点がついて何よりだ。
 超軟投派ゴローも、途中で相手ベンチから「ほとんどの球がキャッチャーに届いてないぞー!!」と鋭い指摘を受けるが、失点1の好投。
 5回の攻撃では、先頭の宮田先輩が二塁打で出たあと、監督&マネージャーが倒れて二死になったものの、そこから粘ったWINS下位打線。
 まずは、スケバン軍団K元がしぶとくライト前に落とす、ポテンヒット。さらに、新人大栗旬くんが、若者らしい豪快なバッティングで、あわやセンターオーバーのヒット。塁が埋まったところで、本日強引な悪球打ちで結果を出しているエースが、これもあわやセンターオーバーという、タイムリーヒット。……まあ、これは相手センターのグローブに触っていたので、おまけヒット? いや、強襲ヒットなのか?
 その後、WINSは手堅く投手リレー。キャッチャーで出場し続けた小川くん(あ、この選手も元コックだ……。意味は違うが)の好リードもあって、相手の攻撃を4点に抑えて快勝だ。
 ちなみに相手チームのキャッチャーは、エースの高校時代の同級生。もう50歳。しかし「しまっていこうぜえ〜〜〜〜〜!!」と、おだやかな団地の朝をおびやかす、元気すぎる声を出していた。
 そういや、本日ショートを守ったボートさんの横っ飛びプレーもナイスだった。布団に入ったときにあれを思い出せば、向こう半年は安らかな眠りが保証されるだろう。
 試合後の多摩のデーヴィッドソンの談話。
 「今日はあの先発にやられたなー。あれでみんな調子が狂っちゃったんじゃないか? ちょっと調子が合い始めたところで、さっさと交代しちゃったしなあ。監督の采配もよかったな」
 審判なのに、なんとなくフォーミックス目線のコメントが面白すぎる。
 試合後の練習では、いつだったか「もう投げない」と宣言した北九州系の若頭が、志願登板。やけに腕の振りがよく、スライダーの切れもよかった。来季に向けて、期するものがあるのか。……ん? それとも、ヤングVSアダルトの紅白戦へのリハーサル登板なのか!?
 どうなる、WINSの年末!?

ペン=エース古矢


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