09/7/20 ファイトクラブ戦

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■7月20日 ファイトクラブ戦

 久しぶりの準ホームグラウンド、二子第1球場。わが四谷WINSの試合自体も、6月は雨や人数不足で中止が続き、ここのところ間があきがちである。
 今回もぎりぎりまで人数がそろわなかったが、当日になってみると12人の野球バカが集まった。
 めでたいことである。
 ちなみに監督は金曜日の夜に「投げられるの?」とエースの事務所に電話。スターティングオーダー決定のための準備を怠っていなかった。
 しかしエースの答えは「……やってみないとわからない」と、非常に曖昧なものではあった。
 一応、知らない人のために報告しておくと、エースは5月23日スタリオンズ戦の日の反省会の二次会のあと、飲み屋の階段を下りたとたん転倒、地面についた左手の親指を開放骨折。寄る年波か、2か月経っても関節の曲がる気配がなく、周囲の打撲(?)も治る気配がないという体たらくだったのである。
 さらに詳しく説明しておくと、開放骨折とは「折れた骨が皮膚を突き破っている」骨折のことらしい。確かにあのとき、親指の関節のあたり、どす赤黒い液体がだらだらと流れる中、見たことのない真っ白いものが見えていた。
 二次会に参加していた監督と助っ人が救急車を呼んでくれたからよかったものの、ひとりだったらきっとそのまま家に帰っていたと思われるので、泥酔したまま寝て翌朝出血多量とかで死んでいたかもしれない。
 持つべきものは野球仲間である。
 そして試合。
 左手に無理やりグローブをはめて、エースが先発お試し登板。四球を出したものの、ショート本木の華麗な守備もあって無失点。これで本日はお役御免。
 二番手は、先日の神宮セラーズ戦で好投、勝ち投手となった島ブクロー投手。季節的にもうちなんちゅーにはぴったりかと思われたが、某サードがベリーイージーなファウルフライを不可思議な落球したあたりから、調子がおかしくなった。
 ショートの頭上を抜けるライナーのヒット。転々としかけるボールをレフトのゴローがなんとかキャッチしようとするが、左肩から転倒。打球は遙か彼方、追って行くセンター大久保の姿とともに地平線に向かって消えて行く。
 ランニングホームラン。
 ピッチャーをやっていて、最も虚しい時間と言ってもよいだろう。
 そして、転倒したゴローが左肩をだらりと下げただらしないかっこうで、ベンチに帰って来る。
 「ああ、いてえ〜〜〜〜。もうダメです〜〜〜ぅ、肩が上がりましぇ〜〜〜ん」
 左肩打撲? あるいは亜脱臼?
 あわててミヤタがレフトに入る。
 そんなこんなで2回表5失点。
 ベンチに帰って来た某サードとの会話。
 「なんなの、あの落球? まぶしかった?」
 「いや、捕ろうとしてグローブしてる左手を上げようとしたら、ズキッときて……」
 ……これは四十肩か五十肩か。またひとり、ベンチに下がる。
 スーパーサブの中村選手がライトに入り、ライトのコウチがセンター、センター大久保がレフト、レフトのミヤタがサードという布陣となる。
 これでWINSは左親指、左肩、左肩と、左絡みの故障者が3人。
 解散総選挙も近づいた今、何かの呪いだろうか。「不確かな右翼」とか名乗っている人間絡みの……。
 ほかのナインは、くれぐれも左半身の怪我に注意だ。
 その後も相手は、毎回1点ずつ加点していくという、いやらしい攻撃。まあ、逆に言えば2回のうっかりな展開の5点さえなければ、僅差のゲームになったのかもしれない。
 ゲームの機微とは面白いものである。
 しかし、じわじわ点を取られる生殺し状態で、9月にお祝い事が控えているらしい皿田選手(そろそろ本人から掲示板にでも正式発表があるか?)はヘトヘト。真夏のこの時期、こういう展開のキャッチャーは大変である。
 日本プロ野球界と同じく、キャッチャー不足に悩まされるWINS。その意味でも、キャプテンの復帰は必須だろう。
 えーと、こちらの攻撃にもついてひと言触れておくと、三番本木がホームランを含む3安打3打点のワンマンショー(まあ、守備もそうだったが)。ヒットはそれ以外には、島ブクローの左安、ミヤタの中2だけ。クルクル丸が最終回に予想通りのデッドボールを受けるというご愛嬌もあったが、これでは勝てない。
 故障者続出の暑い夏。勝ち負けはともかく、余裕を持って試合が出来るよう、多数の参加を希望します。

ペン=本紙エース


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