09/9/13 ビッグベアーズ戦

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■9月13日 ビッグベアーズ戦

 9月13日、親子連れで賑わう光が丘公園。まだ夏が居座ったかのような暑苦しい昼下がりに、ビッグベアーズとの一戦が行われた。
 前回の対決では、二枚看板の負傷もあり、大量失点を喫して敗れており、リベンジといきたいところだが、ナインに達さないウインズナイン。温かい手を差し伸べてくれたカーテシー様のおかげで、ようやく試合ができることになり、感謝の気持ちを胸に抱いて、ゲームは始まったのだった。
 先発したエースは、初回こそ2点を失ったものの、その後は好投。先発マスクをかぶり、名女房ぶりを発揮した嶋村様をはじめ、バックもしっかりとした守りでそれに応える。
 打線は一回裏、武沢様がいきなりの先頭打者ホームラン。打った瞬間にホームランと分かるすばらしい当たりで一点差とすると、失策で出塁した嶋村様が、盗塁を敢行。微妙な判定で惜しくもアウトになるも、反撃ムードは盛り上がる。
 続く二回には、アベ様が四球を選び、某氏が右翼線へ流し打つナイスヒットで続く。そして、私のセカンドゴロの間にアベ様が生還し、あっさりと同点に追いつく。いい、いい感じだ! しかし、ここからなかなか勝ち越せない。なんたってこの日の打線、ウインズメンバーは山中さん以外は打率1割台もしくは0割台……。3回以降は無安打に抑えられたのでした。打てなきゃ勝てない。点を取らなきゃ勝てない。以上……が、しかし。
 野球には打たなくても方法があるのです。打たずに取る。というより、打たれずに取られる……。そうです、5回から、試合を壊すことと笑いを止めることだけが目出つ、あの男が登板。……って私ですね。最初の打者から空振り三振を奪い、これはもしかしていつもの病気は治ったのか? と思わせたものの、本人は気づいておりました。三振を奪ったボールは明らかなボール球。ここですでに発症していたのです。昨年の紅白戦と同じく2イニングス目で症状は悪化、ストライクとボールが、というよりもストライクと暴投がはっきりとわかる状態に。そのたびにマスクをかぶった武沢様を走らせるという、なんとも恥ずかしいピッチング。武沢様、申し訳ございませんでした!
 球速もない、決め球もない、気持ちで投げるタイプなのに、精神力がもっとも欠けているという悲劇。せっかく野次を控えめにしてもらったのに……。打率よりも低いストライク率。バックネット前に外野手を守らせたほうがいいような制球力。次々と歩かせる。投げる歩道状態。なんとか3点でしのいだものの、この日のウインズにとって、3点はあまりにも重かった。戦犯決定です。
 その裏、一発出れば、というところまで食い下がるも、無得点。7回表に登板した山中さんは久々のマウンドということもあり、さらに、私が足を引っ張ったこともあり、まさかの5失点。ここで、時間切れのため試合終了となりました。無念。
 というわけで、私、入団後、初めての負け投手になりました。せっかく投げさせてくれたエースに申し訳ない気持ちでいっぱいです。もちろん、采配ミスではありません。もともとは点を取られても取り返しがつくようにと先発の予定だったのに、あろうことか駅から球場への一本道と違う道へ進んでしまい、遅刻したために最初のプランを壊していたことも明記しておきます。そして、2敗目はないような、というか、次がない気がしております……。
 最後に、私から一言。打つ、投げる以前に、人数が揃わないと試合すらできません(毎回出てるわけじゃない私が言うのもなんですが……)。助っ人の皆様に感謝、感謝です。途中で全員分のドリンクまで差し入れてくださった嶋村様、ホットコーナーを見事に守った坂田様、ファーストでナイスな守備を見せたアベ様、ナイスホームラン&私がもっともご迷惑をおかけした武沢様、ありがとうございました。そして、許してください……。
 で、ここまで読んでくれているかどうか微妙ですが、ウインズの皆さん、負けが続いているとはいえ、シーズンはこれからがクライマックスですよ! プロだって負け越しても日本一になれるかもしれないんですから! がんばりましょう!

(ペン/ミヤタ戦犯)


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