10/5/29 どグサレ球団戦

試合結果> <アルバム> <その後>募金1600円

■5月29日(土)どグサレ球団戦

今年、江戸川事務局が設立され、試合数がぐっと増えたウインズ。4月の野球シーズン到来に合わせたかのように5月までに毎週試合日程が組まれ、何と9週連続の試合。バカ野球人にはたまらない2ヶ月のはずであったが・・・・

週末になると決まって雨、雨、雨。。この日までに何とまぁ6試合も中止になり、ナインの野球やりたい病も最高潮に。しかも5月最後のこの日の試合は、「伝統の一戦」宿敵・どグサレ球団戦。星野SD風に言うと、今日こそは野球がしたいんや!、という各人の気持ちが、朝から小雨模様、しかも試合開始の19:00は完全雨予報、という絶望的状況に奇跡を起こし、遂にMr・Gから「本日決行」の吉報が届いた!野球ができる喜びに満ちたナインの気持ちははやり、集合もいつに無く早く19:00時点で準備万端。例によって後攻になったチームナインは勢いよくグラウンドに飛び出していった−

エースが珍しく欠場のこの日、先発マウンドに立ったのは‘スーパー野球人’モックン投手。速球、切れのいいスライダーに加え、コントロールも抜群であっさり0点で立ち上がり。さすが!

ただし、相手先発も好投手・菅原投手。サイドハンドからの直球、スライダーは抜群で、ウインズは以前から苦手意識を持っているが、今回も調子は上々のようで打ち崩すことができない。1回、2四球を選んで1死1,2塁のチャンスを掴むが4番・監督、5番・K.Kが凡退。2回も先頭、6番・Gがセンター前にクリーンヒットを放ち、7番・むら34の進塁打で1死・2塁のチャンスを作るが、8番・くるくる、9番・パパが連続三振。あと1本がでない。

そんな無援護の中でもモックン投手は完璧な投球内容を持続し、ほとんどのバッターを三振、もしくはピッチャーゴロに打ち取る。(つまり、外野はおろか、内野ゴロさえも打たせないピッチング。)これってウインズの試合?、って一瞬疑いたくなるような緊迫した状態のままテンポよく試合は進み、試合は0−0のまま4回裏へ。

1死後、5番・K.Kがチーム2本目のヒットを放ち、6番・Gは得意の死球で出塁。ノーアウト1、2塁。ここで7番・むら34の投ゴロが相手の野選を誘い、ノーアウト・満塁の絶好の先制機。迎えるは‘平成版小さな大打者’8番・くるくる。2球目の直球にバット一閃!打球はぐんぐん伸び、レフト頭上を越えるツーベースヒット!この男、独特のコマ打法で突然大飛球を放つのが特徴だが、いちばん肝心な場面で大爆発。均衡を破る殊勲の2点タイムリーを放ったのだ。見事!
その後も9番・いぶし銀・パパがしぶとく四球を選び、また満塁。1番・団長は幾度となく菅原投手と名勝負を演じているが、この日も追い込まれた後5球ファウルで粘り、遂には四球で押し出しの追加点。この回、一気の攻撃で3点を先取し3−0とリードを奪う。

こうなるとモックン投手の投球も勢いを増す。三振奪取は2桁に迫る勢いで、ランナーを出すと今度はフォークも交えながらどグサレ打線を翻弄。つられてバックも好守を連発。ライト・くるくるがイチローばりの強肩で半分身内の加藤選手を刺し(この時のファースト・監督の捕球も素晴らしかった!)、サード・某、改め棒は、泥酔状態でボールが沢山飛んでくる恐怖感にも負けず、三塁線の打球を横っ飛び。素早い反応で打者走者を刺す。締まった試合とはこういう試合のことである。

対する菅原投手もその後は立ち直り、団長にレフト前、Gに得意のポテンを打たれるもののいずれも散発で試合をきっちりメーク。そしていよいよ試合は最終回へ。

ここからどクサレも意地の反撃。四球、ヒットなどで1アウト2、3塁のチャンスを作る。やはり強敵。簡単に勝たせてはくれない。
  しかし絶対完封するという気迫に満ちたモックン投手が相手の執念を上回り、まずは次打者を三振。そして、最後のバッターはボテボテのサードゴロ。これを某、改め棒が鬼気迫る突進で捌き、1塁送球。ア〜ウト〜!!
粘るどグサレを振り切り、ウインズ快勝。前試合から連勝を飾ったのであった。

この試合の第一ヒーローは何と言っても、モックン選手。スピード、変化球のキレ、制球力、全て完璧。こんな投球をされたら打てるチームはそうそうないであろう。

第二ヒーローは決勝打のくるくる選手。チャンスで見せた集中力は見事であった。強肩も披露し、攻守に大活躍。

そして第三ヒーローは2安打、好?リードのG選手と好守を連発した某、改め棒選手であろう。

ただ他の選手もそれぞれ持ち味を発揮して、チームの勝利に貢献していた。そういう意味ではウインズらしい全員野球による勝利であった、とも言えるであろう。そして、改めて野球はピッチャーを中心としたスポーツであることが認識できた試合でもあった。

今年は宿敵に連勝したウインズ。しかし、去年までは6連敗していた事実もある。まだまだ借りを返したとはいえない。一方のどクサレもリベンジの機会をうかがってくることであろう。そうしてライバルストーリーはこの後も続いていくのである・・・

(文中敬称略)ペン=本誌 K.K


10ヨンスポバックナンバー