10/11/21 VITES(バイツ)戦

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■12月11日(土)VITES(バイツ)戦

早いもので、今年も最終戦。球場は年末恒例(?)の下高井戸運動場である。

チームの勝ち越しは決まっているものの、この試合を勝てば貯金3、負ければ貯金1。響きがだいぶ違う。又、試合以上に熾烈なのはタイトル争い。首位打者は、わずか4厘差でキャプテンを追うシマブクローが逆転でタイトル獲得か?ホームラン王は3本の団長をこの日久々参戦の2本・モックンが追いつくか?その他個人個人の細かな目標を抱えながら、臨む最終戦。試合とはまた違った興味があるものだ。果たして今年もドラマが起こるか?

一方でこの日の試合相手は初対戦「VITES(バイツ)」さん。年間130試合以上というプロ野球並みの試合数をこなし、貯金49を稼ぎ出す恐ろしき強豪である。ヤンキースだってここまでの勝率は残せない。間際まで試合相手探しに奔走してくれるMr.Gにはナイン一同いつも感謝感謝であるが、いくらなんでも今回の相手は・・・・。

1回表。本日先発のシマブクローに対して、相手打線は四球に連打であっさり先制。のっけからそつのない攻撃を展開。一方、ウインズはこの日1番キャッチャーで先発のMr.Gが四球を選び、得意の盗塁。ここで2番、注目のシマブクロー。相手ピッチャーは直球、スライダーを駆使する好投手であるが、いとも簡単にレフト前タイムリー。これで暫定首位打者?
続くはもう一人の注目3番・モックン。ここでレフト頭上に大きな当たり。ホームラン王タイか!?しかし相手レフトが背走しながら、ナイスキャッチ。相手がこのチームではなかったら、ホームランは間違いなかったであろう。残念。
その後も4番・団長が死球で出塁するものの、5番・小さな大打者と6番・世界保健機関が連続三振で同点止まり。

2回、VITESはチャンスにタイムリーであっさり勝ち越し。3回も内野ゴロの間に好走塁で追加点。やはりかなりの強豪である。スキを見せると一気に畳み掛けてくる。しかし、シマブクローは各回とも2点目は与えない。これが試合を壊さない鉄則である。

対するウインズ打線は、何故かピッチャー交代をしてきた相手の2番手左腕の武田勝ばりののらりくらり投法に凡打凡打。手も足も出ず中盤戦へ。やはり力の差は歴然か?

しかし野球は分からない。またも謎のピッチャー交代をしてきたVITES(色々お試しをしている雰囲気すらあったが)は3番手として、イム・チャンヨンばりの速球派サイドスロー投手が登板。しかし、ストライクが入らない。なんと5人連続の四球、死球であっさり同点。(そういえば、4月頃、自チーム投手でも同じような場面があったような・・)さすがにここで本日4番手ピッチャーに交代。このピッチャーはまたも技巧派・左腕投手。基本的にこのタイプには弱いウインズ打線はその後が続かず同点止まり。追い越せない試合の典型である。

ウインズも5回からはモックン登板。この日からサイドスローに転向し、相手打線をキリキリ舞させるものの、ピンチに中越え2塁打を打たれ、2点を勝ち越される。その後は三振のヤマを築くが、ウインズ打線も4番手左腕にすっかり沈黙。そんな中、2打席目に凡退したシマブクローは5回の第3打席。強烈な3塁強襲安打で首位打者を確定させた。お見事!

試合は、3−5のまま最終回ウインズ攻撃。一般的に2点差など草野球では点差ではない。最後の攻撃で今年の集大成を見せたいところである。
8番・今年の大型ルーキー・ジョーはフルスイングで三振。しかし9番・某が火の出るような当たりのセンター前ヒット。そして盗塁。9〜11番のベテラン三人衆に期待がかかる。しかし、10番・エースは二日酔いであっさり凡退。ツーアウト。ここで11番・カトー氏はしぶとく四球を選ぶ。2アウト1、2塁。11番、監督の往年を彷彿とさせるホームラン(←見たことはないですが)で逆転サヨナラを・・・・という期待は、3塁線のボテボテの当たり、多分ファールを時間の関係か(?)無理やりフェアと判定され、試合終了。。。最終戦だというのに何とも後味が悪いというか、不可解な幕切れであった。

確かにVITESは力では2枚3枚上のチームであったが、試合結果は2点差。まぁその2点が大きいのかもしれないが、強豪相手にウインズの底力も見せられたのではないだろうか?そういった意味では来年に繋がる1敗とも言えよう。

今年も色々あったウインズ。開幕4連勝スタートだった割には、後半負けがこんだがそれでも年間としては貯金をキープ。2月のどグサレ戦や11月のビッグベアーズ戦での劇的サヨナラ、5月のどグサレ戦や9月のコブリンズ戦での完封勝ちなど、印象深い試合が沢山あった。プレーでも団長の2打席連続ホームラン、モックンの完封、エース-シマブクローの完封リレー、キャプテンの打棒復活、ヨシカワ氏の快打、K.K-レーサー坂本の吉村・栄村以来の激突プレー、WHOの四球癖などなど。その他にも皆さんの記憶刻まれた数々の名/迷プレーがあっただろう。

残すは恒例紅白戦のみ。さて、今年はどんな伝説が生まれるか?そして年間MVPは?2冠の団長が2年連続?首位打者で投手としても活躍したシマブクロー?復活キャプテン?、いや最多安打の小さな男か最多出場のMr.ウインズ・エースか?

結果は23日のお楽しみで・・

(文中敬称略)ペン=本誌 K.K


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