11/1/9 チームカーテシィ戦

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■1月9日(日)チームカーテシィ戦

 またまた年が明けてしまった。
 とくにめでたくもないが、新年早々12名の男たちが集まり野球の試合ができるのは、幸せと言わなければいけないだろう。
 神さま(どこかにいるなら)、ありがとう。
 そしてこの2011年初戦、集まったメンバーに多少の変化があった。
 変化その1は、流浪の走り屋コサッキーが“謎の新人”の名前を返上し、正式にWINSに復帰したことである。
 まあ、WINSのモットーは「WINSはいつなんどき誰の入団・再入団も受ける」「WINSナインは紳士たれ」「試合後の反省会は試合時間より長くたれ(日本語めちゃくちゃ)」なので問題ないが(高田馬場・麻婆豆腐屋の重慶姐ちゃん的にいえば「ダイジョブです〜」)、先方チームには失礼のないようにしたいところだ。
 そこんとこよろしく。
 そして変化その2。
 あれは2010年大納会の二次会、新宿ゴールデン街でのことだった。
 大吉コモドアーズO選手の店ですでに泥酔状態のエースの横に、やはり泥酔状態の某選手とWHO選手が、どこからかひとりの男を連れて来た。
 「この人はれぇー、近くの店のぉマスター。こんろ野球に来てくえるってぇ」
 お前は、ピノコか!!
 連れて来られた人物は苦笑いするだけで、しばらくすると席を立った。
 そしてその何分後か。
 またまたどこかに行っていた某が、今度はもう少し若い男を連れて来た。
 「彼はれぇー、野球やってらことがあうんだってぇー」
 べろべろだ。
 当然、その若い衆も苦笑い。
 もちろん翌日、エースはほとんど何も覚えていなかった。

 そして後日、WINSスケジュールの1月9日の欄に「助っ人様2名」の記述が。
 ん? これはひょっとして……。しかしまさかね、年末のどさくさの泥酔状態の話で、さらに年明けの試合。
 来ないでしょー。
 そう思うのが、通常の野球人の神経というものではないだろうか。
 しかし、ヤツらは来た。
 その男、JOHNNY。
 クラシックタイプのユニフォームに身を包み、あのジョニー大倉とは名字が一字違い、γGTPは4ケタを超えたこともあるという、どてらいヤツだ。
 若い衆は、I戸くん。故郷は闘将・ホシノや世界のバント王・川相と同じ岡山。職業はエロ本作り。しかし、エースの好きな『やまと』のラーメンも『天神そば』のラーメンも知らないという涼しげな男である。  それはともかく、よく来たご両人!
 いくつになっても、新しい出会いというのがあるもんですなあ。
 そして年末、勧誘活動に励んだ某は、その痛飲がたたって新年早々またまた病院送り。病棟から密かに抜け出しての参戦となった。

 ようやく試合が始まり、あっという間に終わる。
 スコアから見れば2−5という完敗だが、安打数はこちらが6安打で(TOM選手がいきなりの猛打賞!!)、カーテシーは4安打。死四球は0と1(これが草野球か!?)。
 なぜ負けたんだろう……。
 失策はこちらが5で、向こうは2ではあったが。
 まあ、草野球にエラーはつきもの、エラーでランナーがたまったタイミングでタイムリーを打った相手が強かったということだ。ただし勝負は、スコアではわからない紙一重だったとは言えるだろう。
 野球をやるのは8年ぶりという新規参入のふたりも、JOHNNY選手が8年ぶりに守備でアウトを取り、I戸選手もジャイアンツ坂本ばりに右手をたたんだ内角打ちという、力量の片鱗を見せた。
 めずらしく「四番、俺」じゃなく自らの打順を11番に下げ、しかしバットの先にボールを乗せて遠くに運ぶという得意のバッティングを披露した監督。
 ついでに言えば、念願の重慶“ダイジョブです〜”姐ちゃんとの再会も果たした。

 さあ、WINSの2011年は、これからだ。

ペン=本紙エース


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