11/11/20 チームカーテシィ戦

試合結果> <アルバム> <その後> 募金2000円

■11月20日(日)チームカーテシィ戦

 いきなり試合は始まった。
 今回は早い。前置きがなく、いきなり試合開始。たまにはこんなプレイも刺激的かもしれない。いや、たぶん相手に嫌がられるでしょう。
 本日の(野球の)対戦相手は、毎年お世話になっているが、2011年はことのほかお世話になっているカーテシィー(※いつものようにチーム名は敬称略)。
 どれくらいお世話になっているかというと、低調WINS今季これまでわずか8勝のうち3勝を……(以下都合により省略)。
 とにかく、それくらいお世話になっているのである。
 この試合も当然、必……(再び省略)。
 しかし、事件は3回の裏の攻撃で起きた。
 軟投派両チームの先発が持ち味を出し、それに加えてバックもお互い鉄壁に近い守備を見せ、0−1という緊迫したゲーム。
 これまで無安打どころか四死球もなくパーフェクトに抑えられていたWINSだが、先頭のGが会心の当たりをレフト前に放ち出塁する。すかさず盗塁。ここまではいい。
 しかし……。
 1点差の序盤。無死二塁。次打者は犠牲バントや右打ちを得意とするお父さんだ。そのあと恐怖の最終打者(誰も言ってない)エース、そして上位へと続く打線。
 さあ、みなさんならどうするだろうか。
 いきなり走り出すG。しかも、相手ピッチャーはまだセットしたままだ。
 えーーーーーっ!!
 近くのネリカン(=練馬少年鑑別所)からも大きな声があがった。
 スーパーの万引きGメンのおじさんにもすぐ見破られるような、得意の駄走り。
 案の定挟まれて、あっさりアウト。
 チャンスがあっという間に一死ランナーなし。
 ♪バッカじゃなかろか、ルンバ〜。
 ベンチで見守るWINSナインの頭に野村監督の歌声が響いた。
 もうお忘れのかたのために親切に説明しておくと、あれは2008年の巨人−楽天の交流戦のことだった。……ずいぶん昔だな、もう。
 2−4という劣勢で迎えた9回裏。二死から矢野がフォアボールで出塁。そこで、あろうことか原(&井原)巨人は盗塁を敢行し、見事アウトになりゲームセットとなったのです。
 ♪バッカじゃなかろか、ルンバ〜。
 試合後の会見で、そう歌った野村監督。
「ゴロー、面白い野球するね。ゴローは意外性のスポーツ」
 それにしても、WINSの歴史のなかで、何度こんなシーンを見ただろうか。
 事務局もつとめ、守りの要であるキャッチャーもつとめ(二番手)、イラストレーター稼業のかたわら巨人の試合をネット中継するというショクナイもやっているG。
 ふつうの人より野球を知っているはずなのだが……。
 まあとにかく、これでGの2011年最優秀賞受賞は消えた。
 ちなみに「バッカじゃなかろかルンバ」が実在するのを今回初めて知りました(さくらと一郎。WINSミニ知識より)。
 とにかく、これで調子が狂ったのか、WINS打線はその後も沈黙。熾烈な首位打者争いをくり広げているミヤタ&スターウォーズ軍団長も、ふたりでわずか1安打。WINS全体としても、相手の厚意で9回まで正式試合となったにもかかわらず、カトーさんの安打を入れて合計3安打。
 カーテシィーの、ほとんど四球を出さない小刻みな継投も見事だったが、これでは勝てない。
 一方、WINSのエースからGへの継投もそこそこではあったが(無四球試合)、こちらは1点ずつ小刻みに失点を重ね、結果0−5の完封負け。
 まあ、ホームラン王をほぼ手中にするH2選手が途中足を痛めるというアクシデントもあったが、ジャスト9人で9回という長丁場を戦い終えた自分たちを褒めてあげてもいいのかもしれない。そして、いろいろあった2011年の冬というこの時期に、青空の下、草野球ができるという喜び。
 しかも、ここは塀の中ではない。塀の外のプレイボールなのだ。どんなに惨めに負けたって、飲みにも行けるしデリヘルも呼べる。
 おーっ!!(←カラ元気?)

ペン=本紙エース


11ヨンスポバックナンバー