13/7/20 土曜会戦

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■7月20日(土)土曜会戦

例年より酷いんじゃないかっていうくらいの猛暑が続く7月の土曜日。
さらに、一日の中で最も暑いんじゃないかっていう11時から13時の試合。
(でも調べたらこの日は最高気温28度で、若干過ごしやすかった模様)


今季ここまで、17戦5勝12敗と大きく負け越しているウインズ。
年末の大納会までに、どうにかして星勘定を五分に近づけるためにも、負けられない戦いが続いている。

今日の相手は土曜会。「土曜日活動限定として発足した」ということからのチーム名らしい。

後攻のウインズは、この日がウインズでのラストゲームとなるブクローが先発のマウンドへ。最後くらい締まった投球をと臨んだものの、初回にいきなり9失点と大乱調。
もはや、何がどうなって9点も失ってしまったのか、覚えていないし、思い出したくもない。ただ、やたらと死球の多かったことだけは記憶している(5イニングで6つくらいだっただろうか)。おそらく、いや間違いなく野球人生でワーストだ。

ブクローは2回に3点、3回も1点と失点を重ねて、ここまで13失点。
一方のウインズ打線は、相手先発の丁寧な投球の前に、2回まで四球の走者が一度出ただけでなかなか反撃のチャンスを掴めない。

しかし3回ウラ、先頭の加藤さんが相手エラーで出塁すると、一死後、エースと酒井さんの連打で満塁のチャンスを迎える。だが、期待の大久保さんが倒れ二死満塁。ここで打席に立つのは、今季打率2割台前半と打撃が芳しくないブクロー。

「なんとか次の打者につなぐことを考えてました」

選手のインタビュー記事なんかでよく目にするコメントだ。
が、この打席の彼はそう思わなかった。

「とりあえずスカッと思いっきり振る」

ただそれだけだ。つなぎの精神なんて微塵もなかった。

結果的にはレフトの頭上を襲う満塁ホームランとなった。
記念すべき初ホームランがラストゲームで生まれるという珍記録となったわけだが、まあいろいろ考えてもダメなときはダメ、打てるときは打てるということだ。


4点を返して反撃の狼煙を上げたウインズだったが、直後の4回にまたしてもブクローが3失点とせっかくの反撃ムードに水を差してしまった。4イニングで四死球が12では野手もお手上げ状態だ。南国で一人キャンプでも張って、投手として一から鍛え直す(つもりらしい)。

しかし、試合はまだ終わっていない。
ウインズ打線が4回、爆発する。
相手の失策と四球で一、二塁とすると、エースのレフト前ヒットで二塁走者の加藤さんが三塁ベースを蹴って本塁へ突入。打者走者のときには見せた事のない積極果敢な走塁を見せたが、7-6-1-2と細かい中継プレーの前に敢えなく憤死。

だがその後、連打と四死球で疲れの見えた相手投手から得点を奪い、さらに宮田さんの第2号満塁ホームランも飛び出し、この回一挙7点の猛攻を見せて、スコアは11-16となり、その差を5点まで縮める。

最終回となった5回。この回からマウンドにはエースが上がる。1安打は許したものの、サクッと0点で抑え、最後の攻撃に望みをつなぐウインズ。

しかし、四球で走者を出すも、得点ならずゲームセット。

「初回がすべてでした」

これもよく目にするコメントだが、まさにそのとおりの展開となってしまった。

最後のゲームは勝って終わりたかったブクローであったが、あの投球内容ではそれも難しいというところか。

兎にも角にも、暑い中、けが人もなく無事に終わって何よりだ。
個人的には、改めて野球というスポーツの難しさと楽しさを知る事ができた日であった。

次回ウインズのゲームに参加するときには、成長した姿をお見せすることを約束して、この記事を締めたいと思う。

ペン=島袋


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