20/7/26 ビッグベアーズ戦

試合結果> <アルバム> <その後> 募金600円

■7月26日(日)ビッグベアーズ戦

「本日の野球、球場は使用できるようです。が、かなりのドロドロかもしれません」
 事務局ゴローの連絡に「さすが、四谷外濠球場! やらせてくれるんだ!」と思ったのは、エース古矢だけではあるまい。
 コロナ禍によって長く続いた球場使用禁止、それが明けたとたん観測史上最長ともいわれる長梅雨でくり返された雨天中止。2週間ほど前には、「久々のピーカン! 絶対できる!」と確信したにもかかわらず、グラウンドコンディション不良で中止という怒りさえ覚える出来事もあった。
 「おい、都や区や市のグラウンドを管理するお役人さんたちよ、きちんと仕事せえよ! こちとら、毎日工場の夜間シフトで働き、その間に相手チームとの交渉、自分のチームへの連絡、助っ人のネット募集など泣きながらひとりでこなし、お天道さんが拝める土日にやっとできる野球を楽しみに、54歳になる今日まで、素人とまぐわうこともせず完全プロ指向で生きてきたんだよ!」by事務局某人物(匿名希望)。
 その点、四谷外濠球場は素晴らしい。
 しかし、グラウンドにたどりついてみると、まあある程度想像はしていたが、「かなりのドロドロ」どころか、ビシャビシャというかタプタプというか、これ、『千と千尋の神隠し』のあたり一面が海のようになってしまう、あのシーンじゃない? 
 怖いけれどその一方で甘美な、人々の心の中にある原風景ともいえる、太古の地球、あるいはハルマゲドン後の世界。
 まあ、そんな悠長なことを言っている場合ではなく、WINS&ビッグベアーズナイン総出で、水のかい出し。
 そんなこんなで試合がはじまった。
 本日のWINSは、杉本監督、エース古矢、事務局ゴロー、村ケン、島田、石原の正規構成員6名に、準構成員というか半グレ軍団の山P&シンタロウコンビ、さらに常連客人・中野さん&タッキー、中野さんの盟友・真壁さん、そしてライバルチームのサンライズからスワP(なんかこの響き、いやらしい)の12名。
 あっ、それに加えて、シンタロウ選手の交際相手ヨシミン。
 このヨシミン、今や競艇予想の第一人者(?)として活躍中の、元どグサレ軍団ガース(菅数浩)に「コミュモン」と名づけられた、たいした女子である。
 コミュモンとはコミュニケーションモンスターの略。どんな初対面の相手ともたちまち仲よくなってしまう、いわゆるコミュ障とは正反対のキャラクターなのである。
 この日も、初対面のおやじが多いWINSを相手に「ねえ〜、ナイP、ナイPって言ってたけど、ナイPって名前なんですか〜? 山Pみたいな?」と、目からウロコが落ちる新鮮発言。
 ガースなら「その指摘はまったく当たりません」と言うかもしれないが(←それは違うガース)、長生きはするもんです。
 ちなみにガースと、同じく元どグサレ球団畠山直毅(シンタロウの父親でもある)は、編集していた『BOATBoy』誌休刊後も、予想家として活躍しているようなので、YouTubeなどで要チェック。
 ところで、試合はどうなっているのだろう。
 「1点だけください。1点あればOKです!」
先発スワPがビッグベアーズの1回表の攻撃をピッチャーゴロ、三振、セカンドゴロとパーフェクトに抑え、相変わらずのビッグマウスぶりを発揮している。
 その裏、スワPの要望に応えるように、四球で出た先頭の石原選手が走りまくり、ノーヒットで1点先取!
 これで勝利投手の権利を得たも同然か!?
しかし2回表、スワP劇場がたちまち幕を開けた。
 先頭打者がセカンド前にフライを上げる。しかし、二塁手タッキーの前には大きなぬかるみ。いい大人が無理は禁物だ。打球はポトンとぬかるみに落ち、記録はヒット。
 これで投球リズムが狂ったか。次打者をショートゴロで二封したものの、そこから四球を連発。
 しきりに雨で濡れたボールを気にするスワP。審判もこまめにボール交換を指示するが、なかなかストライクが入らず、ヒットは先頭の不運なものを入れて2本ながら、4失点。
 ベンチに帰ったスワPが、小さな声で打ち明ける。
「……ボク、イップスかもしれません」
 おいおい、1点もらえばOKだったんじゃないのか!?
「いやいや、最後、横から投げてちゃんとストライク取れてたじゃん。大丈夫だよ。もし3回、うまく入らないようだったら監督に相談するよ」とエース。
 その3回表を3者凡退に切って取ると、その裏、二死からラストバッターの監督が出塁、相手エラーも重なったところに真壁選手があわやフェンスオーバーのクリーンヒットを放つなどして2点返す。
 4回、5回と見違えるようなスワPの好投。
 ベンチに帰ると、スコアをじっと見る。たぶん奪三振数を勘定していたんだと思われる。さっきの泣き言はどこいったんだ……。
 5回裏、先頭ゴローが会心の二塁打。しかし村ケン、古矢と倒れ万事休すかと思ったところ、杉本監督が往年を彷彿とさせる、ものすごく遠回りしたバットにうまくボールを乗せるという天性の打撃センスを見せ、ゴロー生還。
 「おお〜、冥土の土産の1本!」エースが叫ぶ。
 「あははははは〜、ここんとこ毎年言ってますよ、それ。いったいいくつ土産を持っていくんですか、冥土に!?」と島田選手。
 そんなこんなでついに逆転、7対4! その後、両チーム1点ずつ加え(WINSの1点は村ケンの犠牲フライ)、結果は8対5。WINS勝利! スワP、終わってみれば10Kの奪三振ショー!
 「ボクを見出しにしてヨンスボ書いてください!」とスワP。
 「ボクのスライディングについては書かないでください」とシンタロウ。
 ふふふ、そうだそうだ、四球などで出塁しては走りまくった盟友山Pに対し、1打席目、サードがファンブルしたにも関わらずアウトとなったシンタロウ。交際相手ヨシミンにもベンチから「えーっ、足遅いキャラ?」と驚かれたが、それだけで終わらなかった。
 二打席目も同じくサードゴロ。「あやまちはくりかえしませぬから」とばかりに勢いよく打席から走り出したシンタロウ。チームの勝利のため! ヨシミンのため! 世界平和のため!
 ずざざざざざざーーーーーーっ!
 頭から滑り込んだのは、なぜかまだホームから1塁までの塁間のけっこうホーム寄り。
 「あのとき、一応転ばないように少しジタバタしてたよね」と試合後の山P。
 しかし世界は驚異に満ちています。
 塁間ぶらり途中下車というか途中スライディングしたにもかかわらず、相手三塁手の暴投により、一塁セーフ!
 野球ってホントに面白いですね。
 山Pとの三遊間コンビもニア鉄壁だったぜ!

ペン/本紙エース

追伸
 この日は超久々にカトー選手の参加表明もあった。しかし、当日姿は見えず。事務局には当人から以下のメールが届いていたという。
「まだ雨降ってるので、やめときます。頑張ってください。みんなによろしくお伝えください」
 それにしても、なぜここのところずっと不参加? 新しくはじめた仕事が忙しいのか? 野球より大事なおネエちゃんでも見つけたのか? 真相は追って!


20ヨンスポバックナンバー