06/4/15どグサレ球団戦

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■4月15日のどグサレ球団戦の試合経過

 本日の激ペン担当“浮動の四番”が監督(候補)としての激務にたおれ入院したた め、急遽登板となったエース古矢です。
 よろしく。
 そういうオレも、ここのところ一身上の都合などがあり、あわただしい。毎年、手 帳の書き込みなんか週末の野球の予定と結果くらいしかなかったのに、2006年に 入ってなぜか手帳もびっしり……でもないがかなり埋まってしまっている。
 ああ、イヤだ。
 予定のある人生ってイヤだなあ。
 というわけで、試合当日も一身上の都合で先発をはずれ(いや、実力的に外された のか?)、試合開始時刻より30分近く遅れて、ウインズの聖地・二子第一球場に向かう道を歩いていた。
 すると。
「おう、エ〜スゥ!」
 背後から聞き覚えのあるダミ声が。
 この日およそ5年ぶりくらいに復活したザ・オリジナル「どグサレ」のH氏である。
 いいのか、もう試合が始まっているのに、ふたりそろって悠々と球場に姿を現した りして。
 まあ、いい(話が長くなるので)。
 グラウンドにたどり着くと、ウインズの面々がすべての塁を埋めている。
 ノーアウト満塁。
 そしていきなり四番“バカバット”マツのバットが火を吹く。
 しかし、当たりがよすぎて三塁走者が返っただけ。続くはこの日五番に抜擢された “ミスターぽてん”ことゴロー。先発のマウンドもまかされたゴロー。どこかできっ と見ているはずのあのヒトにもいいところを見せたいゴロー。
 パコ〜ン!!
 会心のサードゴロ。ボールは5(吉岡三塁手)−2(湯一路捕手)−3(小谷一塁 手)と渡り、あろうことか草野球界ではめったに見ることができない、美しいゲッツー だ。
「ギャハハハハハハハハハ〜〜〜〜〜」
 いつにも増して明るくカンに障るゴローの笑い声が新地の空にこだまする。
 自分が併殺に倒れたのになんで笑っているんだ、こいつは。もしかしてドンちゃん ((C)『同じ月を見ている』)のような仏ゴコロの持ち主?
 その後、どグサレ“ミスター満面の笑み”くろちゃんの快打、「スパイ?」栗山投 手の粘りの投球もあり試合はシーソーゲーム、4回終わった時点で4対3の接戦。
 しかし、そこから試合の様相は一転した。
「ああああ〜〜〜、来てる〜〜〜〜〜!」
 どグサレ最年長、両軍合わせても最年長、世界中合わせても最年長のカトーさんが 敵軍ベンチからウインズのエースを指さして叫ぶ。
 そうです。
 満を持して、エース古矢の登板。
「なんか、古矢さんがマウンドに上がると締まる感じがするよね」
 どグサレ四番、のもちんがそんなことをふとつぶやいたような気がする。
 どこが締まるんだろう。
 いや、やめよう。この手のエロ文体は、現在集中治療室に入っている(意識あり) あの男の専売特許だ。……専売特許という言い方も古い。
 そして、味方野手のエラーを意図的に誘い1点献上。ゴローの勝ち投手の権利を消 す、大人なリリーフ。
 4対4の同点。試合は振り出しに戻る。……なんで野球を双六にたとえるんだろう。 いや、「振り出し」って双六用語じゃないのか。
 ここからウインズ怒濤の攻撃がはじまる。
 まずは5回裏、敵失もあり1点取ったあと、バカバットが今度こそ本当の火を吹き、 3ランホームラン。
 そして圧巻は6回裏。先頭打者村ケン三振も、その後四球、右安、左安、左安、中 安、三ゴ、死球、右安、遊失、右2、中安、四球……と1イニング7安打の猛攻撃。 なにしろ、昨季以来打撃絶不調の“浮動”(不動ではない)の四番さえも2点タイム リーを打ってしまったのだから、どうする栗山投手!?
「いや、久しぶりだからご挨拶代わりですよ」
 本人はそう語るが、やはりウインズのスパ……いや、やめよう。
「この前は打たなかったけど、今日はよく打つね〜」
 審判までがそんな発言。
 結果は17対4でウインズ大勝。
 これでオリジナルどグサレも30年はウインズに追いつけないと知っただろう。
 どうなんだ、どグサレ。
 五十肩だ、フライの落下点にしっかり入ったのにグラブをすり抜け顔面でボールを 受け「ほんと痛いよ、これ!」とか青アザ作っている場合じゃないだろう、ハタケヤ マ!!
 お互いに“調子悪くてあたりまへ〜”な年齢の選手を多数抱えたチーム。
 はっきりいって、30年後なんかオレも浮動の四番もキャプテン“オカマ?”中泉も 生きていると思ったら大まちがい。
 とっととリベンジに来んかい!!

(ペン/本紙エース古矢)

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