06/6/4ビックベアーズ戦

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■6月4日ビックベアーズ戦

前略
出田のおじき、僕達は今、東京タワーの見えるグランドで野球をやっています。
東京もだんだん暑くなってきました…。

……最近ライターデビューした轟です。
皇居50kmマラソンにチャレンジし、見事25kmでリタイヤした轟です。
辛口でいきますんでみなさん、覚悟してね。

まぁ、だいたいそもそもこのチームに2日続けての試合スケジュールがイケてない。
なぜかって、そりゃ飲むからに決まってるじゃないですか。そしてその上、飲まれるんだし。
当然、次の日のことは考えない。
いや、一応表面的には「明日があるんだから」とお互いに気を遣ってみせるんだけど、
しかし、それは風俗に行って、「おねーちゃんも大変な仕事だよなー」的な気の遣い方であって、
本当に気なんて遣っちゃいない。今が楽しければそれでいい。それが四谷WINS。

だからみんなが二日酔い。文句あるか。

腰をやっちまったバカバットからお休みの連絡が入るも、
顔面に精彩を欠きつつなんとか時間にメンバーは揃う。
しかし、本日は本木がおらず、よってチームはパンチとスタミナのないアウトボクサー状態。
とにかくごまかして判定で勝つしかない。そんな戦い方こそがWINSらしい。
試合前、数名がユニホームのパンツを新調し、下半身だけ気分一新。
下半身ついでに「お父さん、やっぱ股関節が大事らしいっすよ」と話をふる轟に、
「いや〜、もうちょっとこの辺を大事にしてほしいよね〜」と股間を指差すお父さん。
んなこたぁ、どうでもいい。

そんなこんなでぐだぐだ感の漂う中、あっさり試合時間を迎える。
しかし、エース古矢は「無事に時間どおり来た時点で俺の仕事終わってるだろ」と言わんばかりの顔でまるで登板の気配なし。
前日は敵チームだった轟が再三指示した危険球にもメゲず、やる気を出して酒を飲んだが運のつき。
ということで本日の先発は、日ごろから虎視眈々とホームページの更新でポイントを稼ぎ、見事先発を射止めたあの男、
炎のストッパーごろさん。

しかし、初回から味方の守備にも助けられ(?)大炎上の毎回失点。
試合内容は書くまでもないだろう。
とにかく本日のごろさんは、投げてダメ、打ってダメ、守ってダメの大ストッパー状態。
まさに「炎のストッパー」。
そして、ごろさん1人にするものかと、バックも負けじとこれでもかこれでもかのエラーのオンパレードで
ぐだぐだのズッコケ草野球に花を添える。
久しぶりに WINSらしさ爆発!
これが昨日と同じチームなのか。いや、昨日がおかしかったのか。
人生というものはどこかでバランスがとれるようになってるんだよと誰かが言ってたが、
早速、翌日にバランスをとるあたり、人生をわかった人間が多いということか。
今度みんなでお遍路さんにでも行ってみるか…。

しかし、そんな中でもキラリと光る特筆すべきプレーもあった。

よしかわをもって「マツケン」といわしめた……、んー、それはただの言い間違い。
平成の世に「欽ちゃんバシリ」は古いとばかりにみんなが大好きな「ムラケンバシリ」を世に広めるべく、
日夜営業活動に精を出すムラケンがなんと見事なホームラン。ムラケンは是が非でもホームランがほしかった。
なぜなら、ベース1周走る間が絶好の「ムラケンバシリ」のPRタイム!
味方だけではなく、相手チームもその姿をしっかり目に焼き付けたぞ!
ナイスHR、ムラケン。ナイスPR、ムラケン。
しかも本日、本塁打1本を含む3安打。あわやサイクル。 あややサイクル?ちょっとカワイイ。

前日の疲れからか、「ボールバックゥ〜」後の二塁への送球が全て2バウンド以上しており、
A級戦犯ごろさんから「この送球がしまらないから俺が点をとられるんだよな〜」と近年稀に見る八つ当たりらしい八つ当たりをされていた中泉も、
バッティングで良いところが無かったため、インターフェイスあらためインターフェアを演じ、試合に花を添える。
さすがに年をとってるだけあって、誰も読めない場面で出演するあたり、なかなかあなどれない。

軍団総長大久保は、「打率下がってるねー」声援がこだまする中、きっちり3安打。しかもうち2本は2塁打。
スランプをひっぱらないのは良い打者の証拠。さすが前年度MVP。頑張れ広島東洋カープ!
ちなみにスランプをひっぱるのは、WINSの証拠。

朝っぱらから赤ら顔の愛される野党、 S丸は、
サードベースを守りつつももっぱらゴルフのお誘いに終始。
7月はじめを目途にスケジュール調整していきましょう〜。
他にもまだまだメンバー募集中ですよ〜!

久しぶりの登場、WINS一のお金持ち(と噂される)ユカリさんは、
第三打席でデッドボール。
痛そうだったが、「財産には影響ない、そんなことで俺の財産はとれねーぞ!」の表情で
一塁ベース上で余裕を振りまく大物ぶりを発揮。
さすがユカリさん。
相手ピッチャーも財産を狙うならもっと巧妙な方法を考えるべきだろう。
デッドボールではあまりに原始的すぎる。せめて硬式にしよう。

そして、試合直前にも関わらず悠然とジーパン姿だったのが印象的だった、エース古矢。
今日はマウンドには立たず、途中からファーストに入る。 しかしそれがまた運のつき。
回も中盤から終盤に差し掛かったあたりで、
前日の中華料理屋での野球談義中、本木からレクチャーを受けた「ワンバウンドの取り方」理論からすると、
最もとれないワンバウンドがファースト古矢に向かって放たれる。
投げたのは誰だ?
……轟だ。
前日の危険球トラップに引き続き、轟のワンバウンドトラップにはまってしまったファースト古矢は見事に捕球できず、
ランナーと交錯。吉本新喜劇バリの両手両足を空高く天に掲げる「コケ」芸を披露。
バスケットでいえば見事なチャージングで完全に相手のファールだったわけだが、残念ながら本日の種目は野球。
そして新喜劇から立ち上がったファースト古矢が一言。
「おニューのユニフォームが……」
……んー、それか、それが問題か。……確かに問題だ。さすが古矢。こんな時でも余裕がある。

そしてそして、いよいよ回も終盤に差し掛かった時、
あろうことか、バッティングセンターで長いスランプ(ある意味WINSらしい)から脱出の糸口を見つけようと
必至に努力中の元くるくる丸・小笹が、自分の出番が終わるや否や上着を着替えるアクシデント発生。
試合前の集合も早め、ミートポイントにボールがこないうちに振ってしまうスイングも早め、
そして着替えも早め…。
早め早めの性格は、社会人としては素晴らしいことだが、ある意味社会の裏街道をひた走るWINS。
社会の常識が裏目に出た格好だ。
まさに突っ込んでくださいといわんばかりの状態に、待ってましたとばかりに間髪入れずにエース古矢が
「なに着替えてんだ!」と大上段からするどい角度で突っ込みを入れる。
しかし、小笹のスランプの原因が「早め」だということがわかった。
雨降って地固まる。
怪我の功名。
おすおらゴクウ。
思わずセカンドベースカバーに入るあたりは素晴らしい。
次回に期待したい。

変わった態度、または変わった状態(略すと変態)、
全然関係ないけど、そんなこんなでお父さんも
最後は得意の右方向のヒットを放つ。
お父さんの右方向はうまい。しぶい。
みんな見習った方がいい。
逆方法に打てないと打率も伸びないよ。
先が短いお父さんからのメッセージ「右打ち」。
しかと受け止めよ〜。

さて、本日はエースがそんな状態で、ごろさんも大炎上のため、
急遽、轟がマウンドへ上がる。そもそも「大炎上」といえばヒサなき今、最もその言葉が似合うのは轟。
相手と味方を同時に黙らす四死球は本日は意外となりを潜めてしまったが、それでもきっちり相手に4点を献上。
最初から四球ねらいのバッターには、「おいこら、草野球でセコイまねしくさって、
それならいっそのこと最初からあてちゃろか〜」的な気持ちもほんの少しある(告白)が、
そんな事を口に出すとどん引きされるのでやめておこう。 それが大人というものだ。
仕事も野球もお客様満足が大事。

WINS史上はじまって以来の 「見学」を宣言して
わざわざ芝公園にあらわれた根本さん、ご苦労様です。
そしてスコアつけていただき、ありがとうございます。
そんなことより手は大丈夫ですか。
次回会った時に、痛めてる箇所が広がっていないことを祈ります。
お酒を飲まずに普通にしていれば、治ります。
お酒を飲まずに普通にしていれば……。(×5)


みんな、試合終わったらグローブ磨いていますか。
道具は大事に手入れしましょうね。
そしてしっかり下半身(おとうさん、股間じゃないよ)を作って、ストレッチして、体も手入れしよう。
そして、できるだけ長い期間、みんなで草野球を楽しもう〜(スクールウォーズ滝沢先生風に。BGM/ヒーローby麻倉未稀)!


しかし、今日の収穫は、「ナイスカット」という掛け声について。
「ナイスカット」はツーストライク以降に成立するかけ声であり、
ワンストライクまでにカットするのは頭がおかしいか、結果としてカットぽくなっただけだってことを
みんな覚えておこう。

たいがい長いのでこの辺で。

(本誌=轟さん)

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