06/7/8男のコント戦

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■7月8日男のコント戦

久々の谷保第三球場。もしかして数年前のあのクリスマス以来!? どうなのゴローさん!!

本日の相手は、通算成績1勝0敗の“男コン”こと男のコント。
前回の初対戦は9-3で快勝したが、3回二死まで凖パーフェクトに抑えられ、さらにエース古矢の内角をビシバシえぐる怖いものなしの北九州系皿田“無鉄砲”良介率いる活きのいい好チームである。
この日はエース不在のため、先発のマウンドに上ったのは前回のチューナマ戦で6回を2失点に抑え、徐々にだが信頼を取り戻しつつあるゴロー、“谷間のゴロー”である。
その立ち上がり、男コン先頭の左バッターが痛烈なライト前ヒット……のはずが、ライトの村ケンがこれをキレ〜イに後逸してツーベースにするイヤな立ち上がり(ふつうならランニングホームランのあたり。試合前の本木のノックが厳しすぎたか……いやいや打球にはちゃんと追いついていたぞ)。その後、ヒットと四球などが絡み二死満塁のピンチを迎えるが、時速80キロくらいのストレートを90キロくらいに見せる“魔球”を交えて無失点に抑える。
男コンの先発は、前回の試合で3回二死まで凖パーフェクト(エースの死球のみ)に抑えた右の本格派。……トラウマがよみがえったのは本木だけではないだろう。しかし谷保独特(子どもたちが外野でサッカーをしてたり、球場の真ん中を自転車で横切る人が出没するなど)のなんとも緊張感のないグラウンドに合わないのか(ウインズはあの環境に慣れているのだ)、ストレートに前回のような伸びはなく、先頭大久保のスリーベースを皮切りに、杉丸、本木、マツの4連続ヒットなど打者一巡の猛攻で一挙7点を奪う。

ゴローはその後、安打と四球は許すものの、4回まで無失点に抑える好投。やはり最後まで90キロ(実際は80キロ弱?)のストレートが冴え渡っていた。

攻撃は、スコアブック上だと中泉の3打点や本木の2打点が目立っているが、やはり6番・ユカリの存在を忘れてはいけない。ノーヒットながら、ふたつの四球とふたつの相手エラーで4打席とも出塁。しかも5盗塁は、相手の脅威になったはずだ。やはり、サッカーでいう“汗かき屋”は野球にも必要で、スコアブックで見ると非常に地味だが、こういう選手の活躍こそ13点(うちユカリが3得点)の原動力につながったといえるだろう。さらには、盗塁王を狙うゴローの脅威にもなり、チームには相乗効果が生まれるではないか。

4回の攻撃中、監督候補から「次から頼む」と言われた本木は、残り3イニング(実際は2イニングだった)を考えて「宮田をはさむのはどうでしょう」と返したが、「いやモックンでいこう」と断固たる言葉に5回から本木にスイッチ。宮田……キミは大宮でどんなピッチングをしたんだい?
本木はいつもよりストレートは走ってるものの、なぜかスコンスコンとバットに当てられ、さらに味方のエラーも重なり、5、6回ともピンチを迎える。しかしショート大久保のレフト前にポトリと落ちそうな小飛球をキャッチするファインプレーなどがあり、2イニングを0点。終わってみれば、ゴロー→本木の今季初の完封リレー(もしかしてウインズ史上初!?)で“男コン”をシャットアウト。対戦成績を2勝0敗にした。

初回の村ケンの後逸、最終回の宮田の後逸もそうだが、ほかの球場なら間違いなくランニングホームランという当たりがツーベースになる、これぞ谷保のホームアドバンテージ!? ……なんて笑ってはいられませんよ。スコアは13-0だが、これが真逆になってもおかしくはない展開であった。本木のアウトカウントを間違えるボーンヘッドもあったし……。次打者のフクダ様、ホントにホントにすみません。本文中“一部を除いて”敬称略。

(ペン/ショート本木)

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