グルメコーナー
駒沢大学「白木屋」

駒沢大学駅
交差点
徒歩1分

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第1部
「黒板五郎」

 お酒が飲めない高校生には再試合があるが、大人には二次会しかない。 引き分けもボロ負けも一緒なのだ。完膚無きまでに叩きのめされたウインズ一行(相手になのか、暑さになのか、店までの距離なのかは判断しがたい)だったが、軽快な足取りで白●屋に到着。
 が、なかなか個室の席が用意されず、このままじゃ誰かが切れちゃう、というタイミングでようやく通された部屋は、その名も小樽港! 他の部屋も北海道の漁港がずらり(北方領土があったがどうかは…秘密で)。まあ、小樽港に錨をおろしたわけだが、怒りはおさまらない。まず、席に着いたときには用意されているはずの生ビールがない。焼酎や瓶ビールが来たと思ったらグラスが来ない。どうなってるんだ、小樽?
 裕次郎はどこ? そして、隣の港にはゴキブリが出たとやらで某大学のラクロス部女子が騒いでいる。なぜ小樽に逃げてこない、ラクロス女子! 野球とラクロス、相性はいいと思うが。どっちも「なんで半袖の下に長袖なの?」とか「なんで下にスパッツはくんだ?」とか言われるスポーツだし。「まあ、実際相性は悪かったけどね」(某氏談)。
 そして…野球のことを話したくないナインは、そこから北海道にゴキブリはいないという話題に逃げる。そのときだった。
「いないですよね。わたし、北海道担当ですから」とクルクル丸氏。
ものすごい説得力である。ゴキブリはいないに違いない。でも、何の北海道担当なんだ? まあ、それは秘密にしておこう。とりあえず、なにもないとこ以外はだいたい行ったそうである。ちなみに、北海道担当氏は、メインメニュー・キムチ鍋が苦手だったようだ(まあ頼んだのは我々ですが)。ん、●●●=■てことは、■が△△…。そうか、そういうことだったのか! それであの派閥に…いや、伏せておこう。
 とりあえず、メニューは飲み放題2時間コースで、キムチ鍋のほかにカルパッチョみたいなやつ、つくねみたいなやつ、串カツみたいなやつ、サラダ、えびせんみたいなやつ、ガーリックライスみたいなやつなど、まあなかなかうまかった。中略。しかし、このメニューでどこが小樽港? 最近の北海道ってこんな感じなの? だいたい港ばっかりじゃ麓郷が出てこないでしょうがあ!
   さて、この飲み会の席での明るい話題と言えば、OK氏の入団! そういえば、WBC、いや、WBSでの活躍ぶりはどうだったのでしょう? でも、このトピック以外に野球の話題がほとんどなかったような。あったはずだが、なかったことにしておこう。

第2部
「遺言(ヘイユーブルース)」

帰りたい人は帰り、帰れない人が残った第2部。お酒が入ったら移動を嫌がるナインが向かったのは、隣のカラオケ店。そこで、店員さんがひと言「厨房が改装中なので、ドリンクや食べ物は持ち込んでください」。え? が、それよりも歌いたいのか、動きたくないのか、ウインズナインはもちろん「いいですよ」と即答。まあ、おかげで彼(誰?)はそそくさと買い出しに行くハメになりましたが。ビールばっかり買うと重くて持てなかったため、小さくて少し高いお酒を選んだらしい。ビールもワインも日本酒もお茶もおつまみも買った。コルクオープナー(使わなかったけど。店に忘れてきたけど)も、スーパーになかった紙コップもなんとかファミマで買った。やっと全部そろったと思って戻ってきたら、ひと言「あのさ取り皿がないんだよね」。
「氷は?」「君の話はつまんないんだよね」あれ? いないはずのユカリさん? いつの間に? 幻聴か……。
 そして、ふつうに進んでいくカラオケ。キャプテンの禁止されているけど毎回歌っちゃう柳ジョージ。北海道担当氏が美声で歌い上げた「カーマは気まぐれ」。タンクトッパーズの一員、S丸氏が連発したルースターズ、ロッカーズ。もう一人のタンクトッパー・バカバット氏による、爽やかすぎるスネオヘアー。いいねえ! さらに、ミスター270キロ・コサッキー氏は、ジムで体を鍛えているそうである(←なぜ突然プチ情報?)。すべてはスピードのためらしい。
 そして、つなぎや流れなど何も気にしないまま恒例の「ヘイユーブルース」がスタート。(中略)誰がどういう歌詞で歌ったか知りたい方は、ご一報ください。誰も覚えてませんが。え、覚えてる? 早く忘れてくださいよ〜! そういえば、2回歌ったなあ……。

第3部
「崩壊、そして別れ」

   カラオケ開始前、9人いたメンバーは、「ゴルフ場でアルバイト」「じっちゃんの畳屋を手伝う」「父の会社が倒産」「ハイジャックに遭遇」「作者に忘れられる」など、様々な理由で6人に減少(あれ、数があわない……)。去っていく面々に「おーい!」と手を振りながら横断歩道を渡るエース。そして、エースの先導のもとに一行が渡った先にあったのは、多角的経営に注目の「和●」。ここはドリンクが出てくるのが早かった。店員もかわいかった。そして、近くの席に女子グループがいると思ったら、隣の港にいたラクロス女子が数を減らしながらも、ここに流れ着いていた……。以外と店が少ないのか、この街は? まあ、グルメなので、食べ物のことも書きますが、ここにきてようやく野球について熱い議論が繰り広げられるなか、抹茶白玉パフェをほおばるK元さん。それを見てマンゴープリンを注文するG氏。さらに、寝始めるS丸氏。ウーロンハイをひたすら飲むエース。「今日は●●●●する日だったんだよ!」と50回以上は言っていたバカバット氏。ほかにもなにか頻出していた単語があったはずだけど、忘れた。「自責点はゼロだ」「胸が痛いんです」「柵越えを狙ってたんだけど」「打席より試合後のお店のほうがが数が多いんです」「お前は●ね!」「クリー ンナッピング」「ネットで見れるんですよ」「今日の勝敗の分かれ目は……」とかは覚えてるんだけど。「まあ、これ以外の発言はすべて放送できないですね」(某氏談)。ところで、このお店には小便用トイレがあって、女性用個室があって、男女兼用の個室があったわけですが、これはどうなんでしょう。男女兼用から出てきた男はウ●コしてたってことですよね。「フジロックでも次が自分の番になったら、女の子が出てきますようにって祈ってたなあ」(某氏談)。でも、いざ自分が兼用の個室から出るときって嫌ですよね。誰にも見て欲しくない。ましてや、個室で青果が、いや、成果が出なかったとなればなおさら。だって無実なわけですから。
 まあ、そんなこんなで、ほぼ半数のメンバーが眠たい顔をし始め、お開きになったのは3時頃。そのとき、エースがポツリとつぶやいた。「俺たち、和●にいたの? じゃあ、横断歩道渡ってたの?」。もう記憶なかったんですか! このあと、タクシーの助手席で手すりをつかみながら、岡島秀樹がボールをリリースするときのような格好で眠りに落ちていた。コントロールを乱す夢でも見ていたのだろうか……。そして、その10時間後……はるか西本、いや、はるか西のほうで、球史に残る一戦が始まった。

 追記:中央線沿いの某繁華街を舞台に第4部が繰り広げられる予定でしたが、会場となる店舗がお盆休みに入っていたため、第3部にて終了とさせていただきます。
(文/文)06.08.19

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