07/9/23 どグサレ球団戦

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■9月23日 vs どグサレ球団戦 落合中央公園球場

 諸般の事情によりヨンスポ記事が遅くなってしまったが、この日は確か自民党総裁選だったような……。
 “不確かな右翼”サードS丸が「監督が来れないのは、そのせいでしょうかねー」と言ったが、監督の関係する党は総裁選にはまったくカンケーなかったような……。  まあ、いい。
 とりあえず今日の試合、ジャッジだけはコーメー大作……じゃなくて正大にやってほしいものである。
 しかし、その思いはいきなり一回表、近来マレに見る精鋭がそろい“両刀”コサッキーに「今日はウインズでいいよ」と言ったどグサレ球団の攻撃時に裏切られた。
 先頭の現役高校球児をたしか四球で出塁させたときのことだ。
 エース古矢の牽制。
 セーフ。
 本日のファースト、大久保軍団の軍団長がピッチャーに返球と見せかけて投げずにふり向くと、そこには汚れた大人社会を知らない高校球児がベースを離れ、純真無垢な瞳であらぬ方向を見つめ立っていた。
 タッチ。
 完璧なアウト。
 ああ、しかし……。
 汚れた大人社会を知りつくしているはずの審判が、なぜか高校球児と同じようにあらぬ 方向を見つめていたのである。
 「ん? 何? アウト? ……いや、タッチしてない! セーフ!」
 えーっ。
 タッチしてないっつーか、あんた、見てないじゃん。
 まあ、いい。
 元々ひとりでジャッジするのが無理なのである。文句があるなら金出して塁審も呼べ、と。
 次打者をショートゴロに打ちとり、二塁フォースアウト。得点圏にランナーを進めさせず、なんとかピンチを切り抜けた。
 ……かに見えたがしかし、三番打者を迎え、残った一塁ランナーを牽制しようとしたエースに向かって、確信に満ちた大声が挙がる。
 「ボーーーーーーク!!」
 えええええーーーーーーっ?
 さっきはついよそ見をしていたが、心を入れ直しコーメー正大にして厳格なジャッジをしようという気持ちはわかる。
 わかるが、その、何か、向かう方向が違うのでは?
 どうなんでしょう、達磨さん。
 なんつーかその、さっきのミスを相殺する方向ならともかく、うーんその、ソーサイ戦の日だし。
 その後、「今日はウインズでいいよ」と言われたはずのショートの某人物の気持ちいいくらいのトンネルなどもあり、いきなり3失点。
 「今日はウインズでいいよ」というのはひょっとして「今日はウインズで(スパイして)いいよ」ということだったのかも。
 しかし、ウインズもその裏、相手失策からシマブクローがきっちり犠飛を打ち上げ、元高校球児にして現AV監督という好投手S原くんから1点を返す。
 まるで、わがジャイアンツの優勝決定試合のような展開(オレはあの日のホントのヒーローは3点取られたあとにすぐソロホームランを打ったゴンザレスだったと思うなあ。そのゴンちゃんがビールかけ会場に行く通路をひとりで歩いていたなあ。誰か話しかけてやれよ、巨人!)。
 しかし、2回3回と連続3失点。初回からスコアボードに333が並びフィーバーか!?
 ……フィーバーって言いかたがそもそも古いな。
 とりあえず、この日のどグサレは確かに、いつにない精鋭軍団ではあった。
 なにしろあのどグサレ中のどグサレ(今は第五子子育て中。名前は雪亜だと)ハタケヤマーはいないし、“補欠が吠える”のタナボーンはいないし、GカップのNチンもいない、世界最年長選手Kトーさんもいない……って、いたか。しかもランエンドヒット(?)でガラ空きになった一二塁間にクリーンヒットも打ったよ。
 投げても、前述AV監督が真剣勝負の投球。初のヒットらしいヒットをWINSエースに浴びたときマウンド上でつぶやいた「打たれちった……」のひと言も、それをあらわしていたような。
 ノーヒットノーランでも狙ってたのか、おい。
 その後、落合のデービッドソンは、際どい投球にこんなコールもかましてくれた。
 「ボーーーーーー、ストライク!!」
 ボーグルソンとかボ・ディドリーとかボーアイスとかボー年会は聞いたことが、ボーストライクとは。
 まあ、いい。
 ホントに、いい。
 審判だってわざとやってるわけではないだろう。老体にムチ打つように一生懸命やってくれているのだ。妻に先立たれ、家に帰ってひとりコンビニ弁当を食べるのかもしれない。息子夫婦も最近めっきり寄りつかなくなった。
 今年の冬も厳しい冬になりそうだ……。
 せめてグラウンドに来たときくらい、自由にやってほしい。それが同じ野球人としての 思いである。いや、マジで。
 さて。
 本編ではWINSの見るべきところは、史上初の3イニング連続併殺をやってのけたこ とだろうか。
 たしかピッチャー前小フライからセカンド転送ダブルプレー、満塁でのホームゲッツー、サードゴロを取ってベースを踏み一塁転送、この三度と記憶する。
 打者走者の一塁前ジャージずり落ちケツ出しすっ転び、妙に足の遅いクロちゃんなどに助けられたような気もするが、とにかく1年に一度もダブルプレーのなかった数年前までのWINSとは格段の違いである。
 本編以外では、おまけイニングで見せた猛攻。
 現役高校球児の推定130キロ超の速球をことごとく打ち砕き、ラストバッターくるくる丸から四球などをはさみ5連打? 6連打? しかも、いずれもが鋭い当たり。
 どうしたんだ、WINS。
 まあしかし、このバカ当たりも次の試合でいきなり馬脚をあらわすのだが(以下次号)。

(ペン=本紙エース)

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