08/6/15 ビッグベアーズ戦
<試合結果>
<スライド>
<その後>募金1200円
■6月15日 正岡子規記念球場 vsビッグベアーズ戦
雨天中止の連続から、いきなりの土日2連戦。
ユニフォームの洗濯もあるし、復活チューナマ戦快勝も祝勝会は塩分控えめ、お酒控えめ……と思っていたが、某・不確かな右翼の安田記念ゲット大盤振る舞いによりうっかり調子に乗り、気づいたときには午前3時前。
最後まで調子に乗っていたのは、M1号とばかばっと、そしてエースだが、M1号は「明日はいけません」と言っていたから、まあいいだろう。しかし翌日、中央線途中下車で駅便までして必死にたどりついた上野正岡子規記念球場。いくら見回しても、ばかばっとの姿がない。
「えー、ばかばっとは今日は来ないって言ってたじゃないですかー」
ナインが声をそろえる。
えーっ、聞いてないよー。
てことはオレだけかよ、翌日も試合があるのに調子に乗っていたのは……。
まあ、いい。
とりあえず試合は、満を持してエース登板(前日はキャッチボールもせずに肩を温存。温存しすぎ)。
ビッグベアーズの一二番を軽くひねる。しかし、三番はホリイ監督。待球のオーラをビンビンにただよわせる超スラッガーだ(でもって最後はフルスイングのオーラがビンビン)。そのオーラに負け、あっさりフォアボール。
ぽんぽんとリズムよくアウトをとってきたのに、これは守備のリズム上も大変よくない。
すかさず走る監督。しかし、エースのクイック投球を受けた強肩捕手コサッキーが、素早くセカンドへ送球! タイミングはアウトか!?
……と思ったら、強肩すぎた送球はセカンドMASAの頭上を越え、あろうことかセンターTOMをもなぎ倒し、フェンス直撃!!(ちょっと大げさ)
とにかくその間に、たぶんもう50歳を過ぎているはずのホリイ監督が長駆ホームイン。あっさり1点を先制される。
その後も、今いちコントロールが定まらないエース。
久々の登板ということもあるが、本日は、WINS結成以来最大とも思われるギャラリー。上野公園在住の男性客中心ではあるが、よく見るとカップルや親子連れなどもいる。ワインドアップして、さてリリース……という瞬間に、バックネット裏の女子2人組の顔が見えてしまったこともあった。
なんか、そこだけスポットライトが当たったみたいな感じだったなあ……。
そんなことを考えていてコントロールが定まるわけもなし。強烈なライン際のライナーを、久々のサード・不確かな右翼が横っとびでグラブに入れるも弾くなど、いいプレイもあったが、全体にジス・イズ・草野球。おそらく、その1ヒットだけで3点献上。
だが、本日は相手の先発投手(背番号14)の調子が、さらに悪かった。
投球練習は、ほぼ全球ワンバウンド。
大丈夫なのか、おい。
予想通り、一二番が四球を選び、いきなり三番コサッキーがフェンス直撃弾。……でも、ここはホームランかシングルヒットという、特殊球場なんだよねえ。特殊浴場ならいいけどねえ。困ったねえ(と、なぜか文体が山崎“元”パパ調に)。
シングルヒットで打点わずか1。
その後も、日ハム多田野ばりの山なりボールに、がまん汁をこってり出しながら耐えるWINSナイン。内野安打、ゴロなどを重ねて、なんとか7点ゲット。あ、MASAだけは、どんぴしゃのタイミングで二塁打だったなあ。
2回にもWINSは3点を加え、3回終わって10対4。
ここは、やはりアレか。
じつは前日の試合前も想定にはあったのだが、試合展開上実現は出来なかったアレ。
たしか4年くらい前だろうか。WINSに参加したてのヤツは、登板予定もないのにベンチ前で、しかもエースが着替える前で、しかもキャッチャーを座らせて、投球練習をしていたっけ……。
渡辺俊介より低い位置から投げる男(by大久保軍団長)。
MAX162キロ男クルーンに対抗する、MINIMUM162センチ男クルクルーン(by大久保軍団長)。
大久保スターウォーズ軍団のR2−D2こと、MASAがついに登板だ。
「ピッチャー、エースに代わりまして、MASA。ピッチャーMASA」
ウグイス嬢のアナウンスが流れると、上野の森がどよめきに包まれる。
小走りにマウンドに上がるMASA。マウンドがやけに遠くに見えるのは気のせいだろうか。近くにいるはずのピッチャーより、セカンドに入った村ケンが大きく見えるのは、さすが芸術の森だけのことはある、遠近法を無視したシュールレアリズムなのか。
ちなみに、登板前の投球練習では、80球ほど投げ込んだ。内訳としては、ストライク2球。暴投多数。
助っ人でブルペンキャッチャーまでやってくれた、どグサレ球団の湯一路くん、本当に本当にご苦労さん(ドリフではない)。
さて、本番。後ろ足をバレエダンサーばりに高く跳ねあげるダイナミックな投球フォームからくり出される剛球。
ボール!!
ボール!!
ボール!!
ボール!!
予想はしていたが、ストライクが入らない。
次打者。
ボール!!
ボール!!
ボール!!
ボール!!(ここはゴロー得意のコピー&ペースト)
次打者。
ボール!!
ボール!!
ボール!!
ストライク!!
再び上野の森がどよめく。
ストライクが入ったよ! まるでクララが立ったときのような感動。
もちろんそのボールは、初めてのストライキングボールとして、試合後にMASAまで届けられた。届けてくれたファンのかた、ありがとう。
とりあえず、そんな具合の初登板。
塁上にめいっぱいランナーを残して降板も、そのあとをコサッキーが締め、投手成績としては3分の0、自責点2。つまり防御率は無限大(∞)。
年末のTシャツの柄が決まった。
P.S.ビッグベアーズ在籍の河崎実監督(『日本以外全部沈没』『いかレスラー』『ヅラ刑事』などで有名。『地球防衛少女イコちゃん』サイコー!)の新作、『ギララの逆襲/洞爺湖サミット危機一発』が7月26日から全国ロードショー!! 人類を救うのはエロ(愛)と笑いであるというメッセージがビンビンに伝わる脱力作です。
ペン/エース古矢
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