09/1/12 チキンズ杯 チキンズ戦

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■1月12日(月祝)チキンズ戦

 球団史上最大の人数があつまった紅白戦&大納会が終わったあと、世界の状況に合わせるように何気なくいろいろな問題が勃発しているWINS。
 まあとにかく、人生いろいろ。
 海外長期出張、引っ越し準備、家庭の事情、体力の衰え、球団への不満、金欠、寝坊、寒さ……そのほか諸々の事情で、試合に来れないこともあるだろう。
 しかし納会でも言ったが、こんなご時世のなか「ここに来ればとりあえず野球が出来て飯が食える、酒も飲める」、WINSはそういう場所でありたい。
 みんな、早く戻って来いよ〜。
 納会でオーナー就任願望を吐露した某8にゃんには、ぜひ金銭面でのフォローをお願いしたいものである。
 そんなこんなで、試合が始まった。
 新春恒例のチキンズ杯。
 相手は前年優勝のチキンズ。年末に行われた抽選会では、初戦の相手がわがWINSと決まって、露骨に嫌な顔をしていたチキンズ首脳陣。
 それもむべなるかな、何しろ昨年の対戦成績は、わがチームの1勝2分け。ふだんはコロッと負けることも多いWINSだが、なぜかチキンズ相手だと常に接戦、サヨナラ勝ちなんかもしちゃったりなんかして〜by広川太一郎。
 今年こそ、勝つ。
 いつになく勝つ気で臨んだこの試合、初回のマウンドには相変わらずエースが上がる。先頭打者は左。たしか18歳だか19歳だかの豪速球控え(?)投手である。しかし、軟投50歳エースの球をひっかけセカンドゴロ。
 今日のセカンドは、ドイツ長期出張のMASAや、寝坊で休みの元・お父さんに代わって、宮田先輩ことWHO。……誰なんだよ。
 慣れないセカンドを守ったせいか、ヤングの脚力に驚いたのか、捕球後至近距離から全力送球したボールをファーストのマツが捕れずに、いきなり無死二塁のピンチを招く。
 次打者を打ち取るものの、三番打者にはピッチャー返しのクリーンヒットを打たれ、いきなり1点献上だ。
 うーん、40代の頃だったら捕れたかもなあ……byオレ(←いや、どうかな)。
 けっきょくこの回はもう1本ヒットを打たれ、2点のビハインドとなる。
 しかし、今日のWINSは強力打線である。
 ここの部分「今日のWINSは」とするか「今日もWINSは」とするか、微妙な問題をはらんではいるが、とにかく2点くらいのリードはすぐ返せるだろう。
 と思っていたら、四球2つに盗塁2つを絡め、たった1安打(ダーフクの三塁内野安打。公式記録のHは新年のお年玉気味)で同点に追いついた。
 その後は両チームとも得点ができずに、淡々と試合が進む。
 エースは3回でお役御免。この日はあとにシマブクロー、ゴロー、本木、サラダ、さらには宮田先輩が控え、投手王国でもあったチーム事情をにらんでの、見事な監督采配。
 そして、その3回裏。
 もうひとつ見事な監督采配があった。
 先頭打者のシマブクローが、この日チーム初めてとなるクリーンヒットをレフト前に運ぶ。
 スコアは2対2、エースがそこそこの好投、本木を中心に堅い守りも見せての裏の攻撃。盛り上がる場面である。
 無死一塁。打順は、この日十一番に入っている監督だ。さらにそこから、上位の大久保軍団長、さわやかサラダ、いつのまにかストッキングを見せるクラシックスタイルになっていた本木、そして眠れる四番マツ……と強力打線につながる。
 さて、ここで野球好きのみなさんに問題です。
 この場面、打者および走者は、どのようなバッティング&走塁を期待されるでしょうか……。
 結果から先に記すと、たしか1ストライク1ボールからの3球目を打ってピッチャーゴロ、併殺。
 うーん。
 相手キャッチャーの古矢くん(WINSエースとまったくの同姓)は若くて強肩なので、走者もなかなか盗塁のタイミングが計りづらいのはわかる。しかし、シマンチュの脚力ならいけるだろう。
 まあ打者の監督には、前科(例のどグサレ戦の初球打ち併殺)があるからなあ……。
 で、その監督だ。
 三塁コーチに向かう途中、エースがうっかり「バントもありだよ」などと余計なことを言ったせいもある。
 エースの分際で監督に対して指示を出すとは何事か。
 当然、監督の頭からバントの選択肢は消えたと想像できる。
 余計なことは言うもんじゃない。
 もちろん、元・四番の自信もプライドもあるはずだ。
 ゴローなどはプライドも何もなく「定額給付金が出たらツッパリ棒を買いたい」と常日頃豪語しているし、チキンズの不安要素(!?)である一塁、三塁を狙ってバントを2度も試みたのだが。
 いやー、それにしても……。
 スコアブックを読み返せば、二死走者なしになったあと、大久保軍団長が三安、サラダくんが三失。
 惜しいなあ、惜しい!
 そして5回表の相手の攻撃。
 ランナー二塁からレフト前ヒット。走者は迷わず三塁を回るが、レフト大久保からショートに返ってきた球を、本木がホームへレーザービーム返球!
 完璧なストライク送球でタイミングはアウト! と思ったら、捕手ゴローがテンパッて落球。
 ちなみに監督は試合後、ここを最大のポイントに上げていたが……。
 均衡は破れたが、こちらも6回裏エラーと安打に、またまた足を絡めて一死二三塁のチャンスを作り、三番本木がきっちり外野犠牲フライで同点に追いつく。
 そして。
 同点で迎えた最終回、7回の裏にはミヤタ先輩のポテンヒットとエースの疑惑のサード前ヒットで二死一三塁のサヨナラ機を演出するも勝ち越しには至らず、ついに延長8回で力尽きたWINS。
 思えば、7回表に円陣を組んで気合を入れていたチキンズと、「7回で同点だったらPKジャンケンかあ?」とルールも把握していなかったWINS。その差が1点、たった1点だがとても大きい1点差となってあらわれたのだろう。
 まあ、いいんだよ。
 野球は勝つためにやるものだが、勝者がいれば敗者もいる。それがゲームである。
 負けたら、試合をやったうれしさや、いいプレーをした喜びがすべて消えてしまうわけではない。
 人生もそうだろう。
 金銭的には負け組でも、楽しいことやうれしいことはたくさんある。
 試合後、バックネット裏で見ていたチームカーティシー(祝・一回戦突破!)の首脳陣から拍手。

 ♪ああ〜人生ってぇぇぇ〜 うれしいものですね〜by小椋佳

 ……ちょっと負け惜しみ。

ペン=本紙エース


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