09/4/11 チューナマヨッツ戦
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募金-300円
■4月11日(土)チューナマヨッツ戦
えーと……どういう状況だったっけ。
そうそう“チキンズ杯2009”の表彰式で最下位表彰という辱めを受けた(参加者はエース、事務局G、WHOの3人組に加え、キャプテンの代わりに急遽参加の某人物)、そのあと久々のゲームである。
この間、ダーフク選手に待望のガキ……いや、ご子息が生まれ、いまだユニフォームのないZ津選手にもガキ……ではなくお子様が生まれたという、めでたいWINS。
その一方で「久々に野球が出来る!」とはりきっていた某お父さんが、突然の腹痛から入院という不測の事態。
めでたかったりめでたくなかったり、そんなWINSの春。
相手は、毎年のように解散説が流れながらも、再結成をくり返すチューナマヨッツ。再結成というか、そもそも解散していないのか。サザンみたいなものか。
そのチューナマヨッツ、大宮健保球場で久々に会ってみると、やはりオリジナル“チューナマ”が少なく、ジャージ姿の選手なども目立つ。さらに、人数を見ると「いち、にー、さん、しー……」と何度数えても、選手が一枚足りない。
キミたちは番町皿屋敷か。
というこちらも、本日はジャスト9人。
これで野球が出来るのか!?
しかし、こちらにはうれしい話もある。昨年末、ドイツへの長期出張を控えて「ユニフォームを脱ぐ」とまで囁いていたMASA選手が、何ごともなく再び参戦。
うはははは、全然長期じゃねーじゃんか!! しかも、背も伸びていない。
さらに「引っ越しのため」というワケのわからない理由で、新年から不参加が続いていたMASAの盟友、村ケンも参戦。
ここでエースのミニミニツッコミ。
チキンズ杯最下位が決まったあとの、キャプテンの書き込みを覚えているだろうか。
たしか「Kサッキーが、どグサレで参戦というのが痛かったですなー」とかなんとか。じつは、チキンズ杯には、スターウォーズ軍団のふたり、MASA&村ケンも出ていなかった。
そこんとこどう考えているんだ、キャプテン。
ふたりがいなかったのは痛くなかったのか。えっ、どうなんだ。
ふふふふ。ミニミニツッコミ終わり。
そんなこんなで、試合が始まった。
相変わらず前振りが、なげ〜。
前振りの長い男は床上手。そんな説はない。
エースがいつものように、ふらりとマウンドに立つ。ちなみに本日は強風。試合前のノックでも、外野フライはほとんど風に押し戻され、捕球は困難をきわめた。
なわけで、ベテラン投手は「この試合は荒れる」と見て、細かいコントロールよりもどんどんストライクを投げていこうと考える。
それがいけなかったのかタダの実力か、1回表に被安打5、失点3という散々な立ち上がり。しかも、自らピッチャーライナーを素手の右手で捕って2死にしたあとに4連打を浴びるという、プロだったらここで降板、悔しくて眠れない夜を過ごさなければならないような内容である。
うーん、そうかあ。二死だったのか……。勉強になるなあ。
しかし「荒れる」という予想は当たり、その裏WINSも、先頭のボート選手がしぶとく四球を選んだあとに、二番TOM、三番エース、四番マツと3連打。事務局Gこそ、ださくピーゴロに倒れたものの、本日六番に自らをすえた監督が今季初安打! 打点もついて、めでたく2009年の片目が開いた。
逆転で、たちまち4対3。
その後、再びリードを許すも、相手のエラーに足もからめつつ、さらに女子選手コー元が選んだ3四球もあって6回に追いつき、けっきょくフルイニング戦って6対6のドロー。
その間、特筆すべきはセカンドに復帰のMASA、ドイツ仕込みのフィールディングだろう。前うしろ左右にフットワーク軽く、その姿はまるでアウトバーンを疾走するチョロQとでも形容したらよいのか……。
相手のスコアブックを参照すると、二ゴ、二飛、二ゴ、二ゴ、二ゴ、二飛!!
MASAがアウトを取るたびに、味方ナインからは「グーテンモルゲン!!」「アウフビーダーゼーエン!!」「イッヒリーベディッヒ!!」「ドイチェ!!」「シャウエッセン!!」「ハイルヒトラー!!」などの歓声があがる。
なんと7イニング21アウト中6つのアウトがMASA絡み。
これはひょっとして、これまでの生涯で取った総アウト数よりも多いのでは……。
あと、これはそれほど気にしなくてもよいのかもしれないが、キャッチャーフライも2つ。そのうちのひとつは、「もう絶対間に合わない!!」とキャッチャーGが差し出したミットの先に落ちようとしていたボールが、次の瞬間クイッとミットに吸い込まれるという、そんなプレイもあった。
“ザ・キャッチ”
そう呼んでもいい、魔法の瞬間。
ああっ、ゴローのあそこがでっかくなっちゃった!! マギー審司か!?
7回表のチューナマの攻撃、あきらかにホームインというシーンで、審判をやっていたチューナマ選手が「アウト!」とコールしてチェンジという、魔法の瞬間もあったが。
老獪なエースが、相手ベンチから抗議の声があがる前に、とっととマウンドを降りたのは、言うまでもない。
そして、とっぷりと日は暮れ、大宮駅前での宴会は続く。
後日、入院していたお父さんから「無事退院予定」の知らせが、WINS事務局に届いた。
ペン=本紙エース
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